ボンネットだけが黒い車は何故その状態になっている?

車を運転していると対向車線などで色々な車が走っていて、高そうなポルシェとかフェラーリ、バスなどの大型の車、トラックなどの商業車などのいろいろな車を見かけることになるのですが、稀に白い車なのにボンネットだけが黒い車を見ることがあります。

普通の人からすればボディは白い車なのにボンネットだけが黒い車は事故車とか変な車って感じの印象を持つのかも知れませんが、実はボンネットが黒い車には理由があって意図的にそのような色になっている状態ですので、事故車とかって訳ではありません。

 

 

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ボンネットだけが黒い車はなぜそのような状態になっているのか?

 

ボンネットだけが黒い車は、特にクーペタイプのスポーツカーに見られることが多くて、普通のセダンやワゴンなどの車ではほとんど見ることはありませんので、走行性能が高い車や速度を出して走行をする車のみで見られる現象だと言っても良い位です。

ボンネットが黒い理由は実は純正のボンネットを取り外して社外品のカーボンファイバー製のボンネットを取り付けているので、そのまま黒くなっているだけであり、塗装をしない理由は少しでも軽くしたい事もあるのですが、見た目の問題もあるようです。

カーボンネット以外でもFRPの社外品のボンネットもありますが、その場合は大抵の人はボディと同じ色で塗装をしていることが殆どなので、特にボンネットが黒いわけではありませんから、車に詳しくない人が見ても特に気がつくことは殆どありません。

 

 

例外的に交通事故を起こしてボンネットを塗装していない人もいます。

 

一般的な考えで言えば、ボンネットだけ色が違う車というのは違和感がありすぎますので、好んでそのような車に乗る人はごく少数であり、カーボンファイバー製のボンネットであっても、それで公道を運転することには違和感を感じる人も少なくありません。

そもそも、カーボンファイバー製のボンネットに交換する理由は、軽量化と排熱処理の効率化が最大の交換理由になりますので、設計が間違っていないカーボンファイバー製のボンネットに交換した場合、相当車の性能がよくなるから交換している訳です。

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ただ、ノーマルのエンジンではボンネットの交換は殆ど意味がなくて、大抵ボンネットが黒い車というのは、エンジンを改造してフルチューンの状態にしているか、ターボ車などでしたらブーストをアップして馬力を高くしているセッティングの車になります。

 

 

車をチューニングすると発熱処理が大変重要になるです。

 

車のエンジンのフルチューンをしたことがある人でしたら、ご存知だと思いますが、エンジン性能に比例して発熱の量が大幅にアップしますので、燃料の噴射量を限界まで増やして冷却能力を高くしても、全然熱の排気が追いつかなくなることが普通です。

その為、エンジンがボンネットに収められているFFやFR等の車の場合はボンネットの吸気と排気のダクトをより最適化したり、エンジンの高さが高くなり、ノーマルのボンネットに収まらなくなることもあるので、社外品のカーボンネットに交換をします。

カーボンネットの場合は軽量化と排熱効率の向上が同時に得られますので、あえて塗装をしないことによりそれをアピールしたり、ほとんど変わらないのですが、塗装分の重さを少しでも抑えるために、あえてカーボン素材むき出しのまま取り付けています。

 

 

見た目だけのハッタリカーボンネットの車もあります。

 

スポーツカーに乗っている人でしたら、カーボンネット、いわゆる黒いボンネットが車の性能を高くする為に交換して取り付けていることを知っている人が多くて、大抵がそういった認識になりますので見た目だけカーボンネットにするステッカーもあります。

純正のボンネットにカーボン素材っぽく見えるステッカーを貼るくらいなら普通にカーボンネットに交換をしたほうが良いと思うかもしれませんが、カーボンネットは意外に高価なパーツになりますので、金額的に手が出ない人は見た目だけでも・・・・。

見た目だけでもカーボンネットにした場合、正直言って全く意味は無いのですが、カーボンネットを取り付けている雰囲気だけは伝わってきますので、あえてそうしている人もいますし、FRPの価格が安いボンネットに交換して貼り付けている人もいます。


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