走行10万キロでフルブッシュ交換をしなくても良い理由

クルマを10万キロ以上に渡って運転している人でないと余り聞かない話になるのですけど、走行10万キロに達成した際には車のブッシュ交換を行ったほうが良いと言われることがあり、以前は車関係の雑誌が挙ってこのメンテンスを推薦していました。

車のブッシュ交換というのは知らない人には大変わかりにくいんですけど、車の主要なアームなどの足回りの部品を接続している部分には、そのままでは鋼鉄の部品同士をボルトで固定することになりますので金属同士が擦れてしまって大変な状態になります。

 

 

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車には見えない部分に多数のゴム製部品が使われています。

 

そのように金属同士が擦れてしまうと耐久性や乗り心地の問題で困る部分に対して、ゴム製品の部品を使って上手く衝撃を緩和してアームなどの接続を行い、普通に車として利用できるようにしているのがブッシュと呼ばれているゴム部品になります。

ブッシュがない場合、とてもではありませんが、普通に車として運転できる状態にはなりませんので、普通の人は殆どの人が知らないし意識しないのですし、10万キロも車に乗る人もいないので、ブッシュ交換自体が相当マイナーなメンテナンスです。

普通に車を使っていると見えない部分には結構多くのゴム部品が使われています。

 

 

走行が10万キロを走行したらブッシュ交換した方がよいのか?

 

最近では全く聞かれなくなった、走行が10万キロに達成したら披露してヘタっているブッシュ交換をした方が良いのかについては、結論から言えばしなくて構いません。

私も、実際に自分の車の走行が12万キロに達成した際に、チューニングショップに持ち込んでブッシュ交換をしたほうが良いのかの相談をしたことがあるんですけど、雑誌などで煽っているブッシュ交換をする必要性はまったくないとのことでした。

ブッシュ交換をする場合、全てを交換するフルブッシュ交換をすると車によって若干差が出るものの、工賃が10万円位かかることになり、そこで純正のブッシュ、強化ゴムを使ったブッシュを選択して、好きな方を交換パーツとして使うことになります。

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走行10万キロ以上の車のブッシュ交換をしなくて良い理由。

 

ただ、走行が10万キロを走行している車の場合、ブッシュのゴムが既に硬化状態になっていることが殆どであり、これが何を示すか言えば、自然と強化ブッシュに変貌を遂げている状態になりますので、別にブッシュ交換をする意味がないということです。

ただし、純正時の比較的柔らかいゴムの状態に戻したければ、純正品のブッシュで交換をすればよいのでしょうけど、それをするために10万円以上の費用をかけるのは勿体無いとの事で、チューニングショップ側がやる意味が無いと教えてくれまいた。

確かに、ゴムは自然と硬化していきますので、10万キロ以上走行している場合は、相当ゴムが固くなっているでしょうから、この状態でしたら強化ブッシュに交換しているのと同じような効果があるかそれ以上の効果が出ていてもおかしくありません。

相談に行ったチューニングショップはとても親切な所でしたので、良かったのですが、10万キロを走行したので、今すぐブッシュ交換をしましょうと対応してくるような車両整備工場の場合は、ちょっと話を保留にしておいたほうが良いかもしれません。

フルブッシュ交換の費用は工賃だけで10万円以上+部品代

 

 

フルブッシュ交換に10万円以上使うなら他に使うべき?

 

ブッシュ交換については、やるやらないは個人の判断になりますし、絶対にこうした方が良いと言った話もないのですけど、これに費用を10万円以上かけるのであれば、既に自然と強化ブッシュになっている以上、他のことにお金を使った方が良いでしょう。

どうしてもブッシュ交換をしたいともう人の場合は、思い切ってチューニングショップ等にフルブッシュ交換を依頼してから、どのように車の挙動が変わるのかを確かめるのはありだと思いますけど、その際には強化ブッシュの交換のほうが良いでしょうね。


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