車を売却する場合、ディーラーで下取りに出すよりも一括査定を行って、一番高く買い取る中古車買い取り業者に販売をした方が10万円以上も高く売れることがありますので、最近では多くの人がディーラーでの下取りではなく一括査定で売却をしています。
ディーラーは基本的に新車を販売して利益を出すのが基本ですし、認定中古車などの質がよくて出処がはっきりしている中古車を扱っているディーラーも増えていますけど、中古車の買い取りは専門ではありませんから、どうしても買取価格は安くなります。
ただし、下取りの価格が安いと言っても、ディーラーで新車を購入してから、今の車を下取りに出した場合は、大変スムーズに車の乗り換えが出来ますし、余計な手間暇もかかりませんから、金銭的な問題ではなくディーラーで売却をする人もいます。
どちらが良いかについてはその人の判断になりますけど、基本的にディーラーと親しい付き合いになると色々と便利ですから、特に数十万円位のお金を気にしない人でしたら、一括査定をするのも面倒なので、全てディーラーにお願いするのもありです。
必ずしも車を一括査定で高く売りたい人だけとは限りません。
一括査定をすれば車の一番高い買取価格が分かりますので、複数の買取業者に査定を依頼してから、その中で一番高い価格を提示した業者に売却をすれば高く売れるのには間違いないんですけど、一括査定をすると大抵5社の査定を受けることになります。
殆どの一括査定サイトでは10社から1000社位の中古車買取業者が買取査定を行うと書かれていますが、実際に毎回全ての買取業者が査定を行うわけではありませんので、一括査定のサイトに登録をしても査定を行う業者はそれほど多くはありません。
ただし、査定を行う5社の対応をすると、車の査定は結構時間がかかりますので最低でも1社につき、30分位の時間は見ておいた方が良くて、忙しい人からすればそれ自体が機会損失になりかねませんから、全ての人に一括査定が良いわけでもありません。
この際の時間と手間が勿体無いと感じる人であれば、多少の買取金額のことは気にせずに、そのままディーラーに全て任せておいたほうが、丸投げできることになりますし、ディーラーの場合は必要であれば代車も提供してくれますからその点も安心です。
ディーラーでの下取りがお勧めなのはタイム・イズ・マネーな人。
世の中、全ての人が一括査定で車を1万円、10万円と高く売りたい人達ではありませんから、一括査定の登録やその後の電話対応が面倒で嫌な人、実際に査定の対応をする時間が勿体無いと感じる人であれば、一括査定よりもディーラーの下取りがお勧めです。
ディーラーの下取り価格が一括査定の買取価格よりも安いのは当たり前になっていますので、今更変わることもありませんし、今後も変わることもありませんけどディーラーで下取りに出す際のメリットも人によっては大きいものがある以上否定は出来ません。
ディーラーで車を下取りに出すと、目には見えない部分でメリットが発生することもありますし、その後のエンジンオイル交換なども1000円で対応してくれるディーラーだってある訳ですから、ディーラーが一括査定よりも劣っていることもありません。
ただ、一括査定を行えば、車の買取相場がわかるのも事実なので、ディーラーに下取りに出す際の交渉材料になる場合もあるのですが、それをするくらいならそのまま買取業者に売却をしたほうが良い訳ですから、ディーラーを使う人は必要がない感じですね。
タイム・イズ・マネー、いわゆる時間が貴重な人であれば、一括査定で余計な時間を消費するよりも、最初からディーラーに丸投げで下取りに出した方が経済的なメリットを得られる人も多いでしょうから、どちらを使うかはその時に判断してみましょう。
大抵は、価格の高い外車に乗っている富裕層の人は全てディーラーに丸投げをしていることが多くて、元々資産価値が高いクルマを好んで乗っているため、一括査定等を行う必要性がなく、購入時も売却時も正規ディーラーをご利用されている人が多いです。