車を購入する際に、最初は練習用で安い車が欲しいけど、中古車販売店に行けば安いと言っても普通に50万円以上する価格帯の車ばかりなのでもうちょっと安く購入できないか?と思う人もいるかと思いますし、練習用の車なら安いほうが良いですからね。
その場合、友人などで車を格安で売却したがっている人がいれば良いのでしょうけど、都合よくそのような人がいない場合は、やはり業者から中古車を購入するしかありませんし、ネットの中古車を見ても極端に安い車はなかなか見つからないのが現状です。
私の友人ですけど、古い話なんですが、自動車教習所を卒業して免許を取得したばかりの時に新車で車を購入するのはお金が勿体無いし、暫くは練習用に安い車を購入しようと考えた際に頭が良いのだとは思いますけど、解体屋に出向いて中古車を探しました。
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格安の中古車は解体屋に眠っている場合もあります。
解体屋と言うのは、地方の道路を車で運転していると、ボコボコになった車がブロックのように何台も積まれている光景を見ることがあると思いますが、正にそれのことであり、廃車の処理がされた車や廃車を希望する車を引き取って保管しています。
解体屋に持ち込まれた車も、直ぐに解体される訳ではありませんので、暫くの間は敷地内に置かれていることもありますし、全てが事故車や不動車でもなく、普通に動くけど車検が切れて引き取られた車だって解体屋に行けば沢山見つかるわけなのです。
当然ですが、解体屋に持ち込まれた車は時間の経過とともに解体されていき、パーツ単位で売却がされていくことになったり、鉄くずとしてして売られたりと、いつまでも持ち込まれた状態で保存されている訳ではありませんけど稀に優良車が見つかります。
型落ちのシビックを解体屋で5万円で購入した友人。
それで、私の友人は解体屋に行き、解体される車を見ていたら、古い型の角ばったデザインのシビックが目に止まり、それを解体屋と交渉をしてから5万円で購入することになったのですが、機関良好で単に古い車で車検切れで捨てられた車のようでした。
型落ちのシビック本体は5万でも、車検は別途受けないといけませんが、排気量も1500CC以下だっと思うこの車にかかる車検費用も、割増になると言ってもそれほど高いものではありませんので、合計で20万円もあれば十分お釣りが来る買い物です。
任意自動車保険に関してもこのクラスのシビックは等級が低いため、6等で契約をしても対人、対物、人身傷害だけの契約ならそれほど高くなりませんので、車を安く購入してから暫く運転の練習がしたかった友人は予定通り格安で車の入手ができました。
廃車用の車なので当然ですけど、車検も受けるわけですから、2年間は有効に使えますし、万が一ブツケたり自損事故を起こせばそのまま廃車にすればよいだけですし、盗まれても構わないし誰も盗もうともしない型落ちのシビックですから安心感はあります。
国産車は過走行で20年経過した車でも普通に使える安心感。
外車では考えられない話として、登録から20年以上経過した古い車であっても、普通に機関良好で動くことも少なくないのが日本の国産車ですから、このメリットを利用しない手はありませんので、安い車がほしければ解体屋に行ってみるのも一つの手です。
ただし、最近では廃車や事故車等を無料で引き取り解体して部品にして販売している業者も少なくありませんので、そのような方法で引き取られた廃車であれば型落ちのシビックであっても5万円で購入するのはちょっと難しいかもしれません。
友人の場合は別のお客さんが解体屋にお金を払って廃車の引き取り依頼がされたシビックを購入したらしいのですが、その車を解体せずにそのまま5万で売り飛ばせば、解体屋としては手間暇のコストを差し引いても全然利益が出るので普通に売ります。
リサイクル法の施行で解体屋で購入できない中古車も増えています。
後は解体屋との交渉次第になるんですけど、興味がある方は中古車販売サイトで最初に調べてみてから、価格が安い車がなければ、解体屋に出向いて相談をして見ても良いかもしれませんし、2年間の車検込みで20万円以下ならお得になると思います。
最近ではリサイクル法が施行されていて、以前のように簡単に解体屋で中古車を購入できなくなってきてますが、書類が揃っていれば購入出来る車が解体屋にある場合もありますし、地方の解体屋に行けば掘り出し物がある場合もあるので探してみましょう。
リサイクル法により、解体屋に解体する車として抹消して引き取られた車は二度と車として再利用することが出来ず、単純にリサイクルをするためだけの鉄の塊として解体しないといけない決まりになったので、これに該当する中古車の買い取りは出来ません。