自動車教習所を卒業して、運転免許証を取得すると次はいよいよ車を購入する状態になる訳ですが、私も経験していますけど20代でいきなり100万円を超える車を現金一括で購入するとなるとかなりの決断が必要になりますので、相当悩む人も多いと思います。
特に最近では車の新車価格が年々高くなっていますので、20代で新車を購入できる人がどれくらいいらっしゃるのか分かりませんが、お金に余裕がない人がローンを組んで購入しないほうが良い時代になっていますから、現金一括で購入できる車を選びます。
そもそも、税金対策でも無い限り、車をローンで購入すること自体が間違っていると思いますし、ローンの支払をするために無理に車を購入して給料の大半を車のローンの支払と維持費で使ってしまうようでは究極のラットレース状態ですから避けるべきです。
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車の購入の決断をする際には一括購入出来る車であるかどうか。
昭和の時代でしたら社会人になっても他にやることもなく、車をフルローンで購入していた人も多かったようですが、最近では若い人ほど車に関心を持たなくなってきており、無理なローンを組んで車を購入する人が少なくなっているので良い傾向ですね。
本来、車というのは自分の生活レベルにあった車を購入するべきであり、フルローンで購入するものではなくて現金一括で購入して、生活に余裕をもたせた状態で維持していくものですから、それをフルローンで購入して生活苦になる時点でおかしな話です。
車のローンを支払うために、毎日朝から晩まで働いて、お金がないので車両保険に加入することが出来ず、そのまま廃車にしてしまいローンだけが残った人を何人も見てきましたが、そもそもその時点で相当無理な生活をしていることが誰にも分かります。
車の購入で迷った場合はその車を現金一括できないなら諦める。
どうしても欲しい車があるけど、現金一括で購入することが出来ない場合、その時点で生活レベルを大きく超えてしまった車であると判断するべきであり、欲しくても生活レベル的に購入できない訳ですから、一旦、車の購入を断念するのがお勧めになります。
その後は、仕事を頑張り結果を出してお金を稼げばよいだけなので、それが出来るか出来ないかはすべて自分の能力に依存する訳ですから、欲しい車を一括購入できるようになるまで仕事を頑張り、貯金をしていき一括購入出来る状態にすれば良いだけです。
間違っても車をフルローンで購入したり、頭金を突っ込んで残りをローンで購入しないことであり富裕層の人でそのような方法で車を購入している人は一度も見たことがありませんせんので、生活に余裕がある人が絶対にしない方法での購入は間違っています。
車の購入をする為に100万円単位のお金を引き出すのは緊張。
私が20代の時に自動車教習所を卒業してから、直ぐにディーラーで車を購入することになったのですが、その際に100万円単位のお金を銀行から引き出す時には20代と言うこともあり、相当緊張した記憶がありますので、最後の最後で迷う人も多いでしょう。
ただ、この緊張感こそが車を購入するべき理由であり、自分のお金を使って現金一括で車を購入することにより、どれだけ高価な車を購入したのかが分かりますし、車を購入することの意味も理解できるのですが、ローンの場合はこの工程が全くありません。
ですから、書類上は高価な買い物をしていても実際には体感的にはお金の価値と車の価値が分からないまま、他人名義の車をローンの返済が終わるまで乗り続けることになりますので、この点だけを見ても能力以上の買い物はするべきでないことが分かります。
税金対策で5年落ちの高額な外車を購入するような人は別でしょうけど、生活に余裕が無いのに無理をして高額な車を購入するのは間違っていますので、最初は5万円位の安い車を購入して仕事を頑張りながら生活に余裕をもたせることを最優先にします。