運転初心者が交通事故で車を破損しても保険修理が出来ない理由

自動車教習所を卒業したばかりの運転初心者の人が、いきなり欲しい車を新車で購入するのは金銭的に全く問題がない人以外はお勧めできませんし、車をローンで購入するのは論外になりますから、出来る限り最初は中古の安い車を購入して練習をしましょう。

運転初心者の場合、新車で車を購入すると保険料が6等級から始まりますので、年齢が21歳以下でしたら大変高額な保険料を支払わないといけなくなりますし、一般の車両保険に加入していても保険を使う場合は車を廃車にする時位しか利用できません。

これを案外知らない人が多いのですが、初心者の場合は自動車保険を契約した年に交通事故に遭遇してしまい一回でも保険を使うと、次回からは保険の更新が大変難しくなることや、更新時に保険料が大幅に値上がりしてしまって車の維持が出来なくなります。

 

 

目次

運転初心者が交通事故に遭遇しても簡単には任意保険を使えない理由。

 

初心者の人が初めて購入する車は中古車にしておいたほうが良いと言われているのには理由があって、新車を購入してから無理をして一般の車両保険に加入をしていれば安心だと思われるかもしれませんが、交通事故に遭遇しても保険を使うのが難しいのです。

その理由は、自動車保険というのは、一年間に2回以上利用すると翌年から保険会社が契約更新をしてくれなくなることが殆どであり、特に初心者の人は6等級から始まりますので一回保険を使うと3等級に下がり、2回使うと1等級まで下がることになります。

ノンフリート等級が6等級以下の人であれば、保険会社が契約更新をしてくれる可能性は大変低くなり、仮に契約をしてくれる場合でも保険料が大幅に値上げされてしまう仕組みになっているので、初心者には大変不利な状況になり車が維持出来なくなります。

 

 

新車を購入していた場合は廃車以外の修理代は全て自腹前提。

 

車をブツケやすい初心者の人の場合、新車で車を購入していた場合は、修理すれば治る程度の事故であれば一般車両保険に加入していても、保険を使って修理をするのは大変難しく、万が一でも保険を使って修理をすると翌年から等級が下がってしまいます。

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その為、初心者がよくやってしまう自損事故等で車をブツケた場合、バンパーやフロントフェンダーの修理交換で20万円前後の費用がかかる状態になっても、一般車両保険を使えないことが殆どなので、全て自腹で修理することになり本当にお金が必要です。

別に一般車両保険に加入していれば、保険で車の修理をすることは出来るんですが、その場合は保険のノンフリート等級が下がりますので、翌年から保険に加入できないか、更新ができても相当割高な保険料を支払うことになりますので維持が大変なのです。

 

 

中古で5万円位の車を購入していたら事故の際にも安心対応。

 

初心者の人で車を購入した後に、一度もブツケていないとか、一度も交通事故に遭遇していない人を探すほうが難しいくらいですから、必ずといっていいほど車をブツケたり擦ったりするんですが、その度に修理代は1パネルで5万円から10万円位かかります。

1パネルというのはドア、フロントフェンダー、リアフェンダー、バンパー等のパーツ単位で修理する箇所のことで、ドアとフロントフェンダーをブツケていれば2パネル分の修理代がかかりますので、10万円から20万円くらいの板金修理代が必要です。

車をぶつける度に板金修理をしていてはお金がいくらあっても足りませんし、運転に慣れていない最初の一年間は車をブツケあるのは当たり前になりますし、何よりも自動車保険を使って修理することも廃車のとき位しか使えない現実を知っておくと便利です。

 

 

最初の一年間は5万円位の中古車で練習をして来年新車を買いましょう。

 

その為、運転初心者であれば、最初は中古で5万円くらいの車を購入しておきブツケながらでも良いので、一年間なんとか乗り通した後に本命の車を新車で購入しておけば保険の等級も7等級にアップしますし、仮に廃車になっても安心して処分が出来ます。

また、5万円で購入した激安の中古車をブツケてしまって、もう乗れない状態にったら廃車にするしかないのですが、その場合でも一括査定や事故車引き取りサービス等で売却をすればある程度のお金で売却できる場合もありますから、とっとと売却します。


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