スポーツカーを購入すると、その後はもっとパワーが欲しいと言った欲求が発生することが多くて、最近ではスポーツカーでもノーマルのまま乗り続ける人が増えてきていますが、昭和末期から平成初期のスポーツカーはフルチューニングも普通の時代でした。
最近のスポーツカーの場合、既に改造しなくても十分すぎる性能を発揮するようになっていること現在はパワーよりも低燃費の方が優先されること、全体的に車の性能が高くなっていることから、多額の改造費を使ってフルチューニングをする人は減りました。
実際にスポーツカーのチューニングを主体に行っているプロショップでは、お客さんが減りつつありますし既存のお客さんも古めのスポーツカーばかりで新しいタイプのスポーツカーをフルチューンしたい人は減ってきているようで経営も厳しくなっています。
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フルチューニングを施した改造スポーツカーを高く売る方法。
では、昭和末期から平成初期にかけて発売されたバブル時代の堂々たる国産のスポーツカーにフルチューニングの改造を行い、数百万円をかけて改造をしていたスポーツカーを売却しないといけなくなった場合、何処に売却をすれば高く売れるのでしょうか?
一般的にはあまりに過度な改造をしているスポーツカーの場合、普通のお店では買い取りを拒否されてしまったり、想定しているよりも遥かに安い金額を提示されてしまって、それだったら廃車にしたほうがまだましだって状態になることも普通にあります。
例えばマツダのRX7の最終型に500万円の改造費を使ってフルチューニングを行った車を中古車買取業者の査定に出してみると、買取金額が5000円と言った提示をされてしまって快く売却をする人は殆どいないでしょうから、優良な買い手がほしい訳ですね。
フルチューニングの改造を行ったスポーツカーはプロショップで相談。
ライトチューニング位の改造でしたらまだ一般的なそれ系に強い中古車買取業者が買い取りをしてくれるかもしれませんが、フルチューニングの改造を施しているスポーツカーの場合は、普通の人が扱えないとか維持費が大変高額になるので敬遠されます。
例えば悪魔のZと呼ばれている、湾岸ミッドナイトで有名な日産のS30Zをベースにした漫画内に出てくる改造車を実際にチューニングで制作した際には、維持費があまりに高額になりすぎてオーナーが維持が出来なくなりすぐに手放す状態になりました。
このタイプのフルチューニングのスポーツカーを売却する場合は、一括査定で見積もりを取ってみてもよいのですが、プロショップに出入りしているお客さんに声をかけて売却先を探す方法が最も高く売ることが出来ますし、買い手を見つけることも可能です。
限度を超えたフルチューニングを施した改造車は個人売買で売却。
クラッチを強化品にしているとか、エンジンをオーバーホールしているとか、ポン付けターボにしているとか、ライトチューニングであれば、結構な買取専門店が買取査定をしてくれますし、一括査定でもそれなりの査定金額を提示してくる業者もいます。
ただし、プロショップのデモカーに相当するようなサーキットで最速タイムを出すために改造されているスポーツカーの場合は、扱いが大変難しくて定期的なセッティングも必要になりますし、整備メンテもお金をかけて専門のプロショップに依頼を行います。
一括査定を利用すれば、大凡の中古車を特別な知識がなくても高く売ることが出来ますので、最近では利用している人も増えていますし、改造車の買い取りにも強い一括査定のサイトもありますけど、ショップのデモカークラスの改造車の売却は難しいのです。
漫画に出てきた悪魔のZクラスの改造車や、サーキットの最速タイムを叩き出す為のショップのデモカークラスの改造車をお持ちの方で、なるべく高く売却した場合は、一括査定を利用してもよいとは思いますが、プロショップに相談に行くのがお勧めです。