最近では、80スープラなどの盗難被害が多発しているようですが、先日、女性オーナーが管理しているR32GT-Rが盗難被害にあったものの、盗難されることをある方法で不正だっていかにもアクセス稼ぎが目的のようなニュースが配信されていました。
気になって確認してみたんですけど、実際に窃盗犯がこの女性オーナーが管理しているR32GT-Rを盗もうとしたところ、何重にも盗難対策が行われており、振動が発生するとドライブレコーダーが動作するとか、ハンドルロック等の対策も行われてます。
そこで、犯人が何とかしてエンジンを稼働させて、R32GT-Rを盗もうとしたしたらしいのですが、どうしてもエンジンが掛からないので、車内に消化器をばら撒いて、結局R32GT-Rの窃盗を諦めて、逃げたとの内容です。しかし、これ被害は甚大な訳です。
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女性オーナーのR32GT-Rが盗難被害を阻止?廃車確定?
ニュース記事では、実際に盗難されそうになったR32GT-Rの写真が公開されていて、車内に消化器をばら撒いていたり、ハンドルが壊されていたり、鍵が壊されていたり、一見して、それほどの被害はないように見えますが、消化器をまかれた時点で廃車。
消化器を車内にばら撒くというのは、以前から自動車窃盗犯がやっていた証拠隠滅の方法で、盗んだ車を乗り回した後、消化器を車内に巻いて、自分の痕跡を消すといった方法です。ですから、今回の窃盗犯もR32GT-R盗んでから乗り回す予定だったのかも?
しかし、窃盗は免れたものの、車内に消化器をまかれた時点で、本来なら水没と同じで廃車扱いになり、車両保険が全額支払われる状態になっています。R32GT-Rは車両保険には入れないでしょうから、今後、このR32GT-Rをどうするのか?心配ですよね。
燃料カットでエンジンの稼働を防いで盗難対策?
今回の窃盗犯は馬鹿というか、無知だったこともあり、女性オーナーが対策をしていた燃料カットを解除する方法がわからなかったようで、それでなにをやってもエンジンがかからずに、最後は諦めて消化器を車内にばら撒いて逃走したってのが今回の事件。
確かに、燃料カットで盗難を防ぐってのは有効ではあるんですけど、消化器を車内にまかれてしまったら、廃車扱いになり、ここから修理をするには莫大な修理代が必要になります。これを考えると、盗難されてから、犯人を追跡したほうが良かったかもです。
当然ですが、一番悪いのは犯人です。他人のR32GT-Rの鍵を壊して車内に入り、ハンドルロックを壊し、何をやってもエンジンが掛からないので、車内に消化器をまいて逃亡。こんな事をやっている犯人は許せないのですけど、被害はこれから増える一方。
R32GT-Rは青空駐車場での保管は避けるべき車。
何しろ、日本では自動車窃盗の罪が異常に軽く、時価総額で600万円とか1000万円のR32GT-Rが盗まれたとしても、警察もまともに捜査すらしてくれません。銀行に強盗に入り10万円でも盗んだら大騒ぎて警察は捜査するのに、自動車窃盗は放置です。
今回の女性オーナーさんのように、あらゆる盗難対策を施しており、窃盗犯からR32GT-Rが盗まれるのを不正だとしても、車内に消化器をまかれてしまうと、修理代が凄い額必要になりますので、正直言って、現実的な防衛策ではないんですよね。
今後、R32GT-Rを盗難被害、車上荒らしの被害から守るには、もはや車両保険に加入ができない以上、安全な駐車場に保管するしかなく、青空駐車場とか、人目につく駐車場に保管するのは止めたほうが良いです。保管場所がないなら引っ越すしかないです。
日本国内では今後、今よりもR32GT-Rとか80スープラに対する窃盗被害が増えていくでしょうから、青空駐車場に保管しているそういう車は真っ先に犯人に狙われることになる以上、盗難を防いでも被害金額が凄まじい防衛方法では耐えれなくなりそうです。