車を購入すると任意保険に加入しないといけませんし、駐車場代もかかりますし、エンジンオイルなどのメンテナンス費用、更にはガソリン代や洗車代等、あらゆる費用が連鎖的に必要になるため、とにかくコストがかかる事が普通です。
しかし、車があるとないとでは生活の便利さが全然違ってきますので、車がない生活よりも車がある生活のほうが良いに決まっているんですけど、車にあまり関心がない人の場合はとにかく家族4人が乗れれば後はどうでも良い人もいるかと思います。
車にこだわりのある人であれば、トヨタのハイエースやランドクルーザー、スバルのインプレッサでないとダメって人も確かにいらっしゃるんですけど、こだわりを持って車を所有するととにかくお金がかかってしまうのがデメリットになることが殆どです。
そこで、車に全く関心がないので、安く車を維持したい人の場合、どのような方法を取れば最も安く家族4人が乗れる車を維持できるのかについて、私の友人が行っている方法についてご説明したいと思います。
車の維持費を安くするには保険料と車検代を圧縮するのが1番です。
車の維持費を安くしたい場合、その価格の半分が税金で占められているガソリン代については、どうにもなりませんし、駐車場代についても、自分が生活をしている環境を変えない限りどのような車であっても殆ど料金が変わることはありません。
その為、車の維持費を極限まで安くしようとした場合、コストカットできる部分といえば、ご存知、任意自動車保険の保険料を安くすることと、車検代を圧縮することであり、この2つのコストカットを実現すれば、驚くほど車の維持費は安くなります。
この場合、先ず車検代については、車検を受けない事を前提に車の所有を考えることにすれば、最も安く車を維持することが出来ますので、私の友人は15000円から30000円位で、ボロくていらなくなった車を友人や車両整備工場から購入しています。
車種は、フェスティバや古いマーチ等、お世辞にも快適とは言えない車ばかりですし、ボディーにもへこんだ傷やぶつけた傷が沢山ついていることも当たり前なので、家族全員でそれに乗っていると多分、お子さんなどはかなり恥ずかしがるかもしれません。
しかし、このタイプの古い車と言うのは同じくらい古い車のスポーツカーと比べても任意自動車保険の各種等級が驚くほど低いので、対人無制限、対物無制限、人身傷害3000万円くらいに設定しても保険料はかなり安くなります。
また、ぶつけても経済的損失扱いで修理すら出来ないことが当たり前の古い車ですから、最初から車両保険をつける必要性が全く無いので、その点も保険料を安く出来る要因になります。
事故っても廃車にして車検代も払わない人が最強の理由。
15000円から30000円前後で車検が残っている車を購入して所有する場合、車検を受けることなく廃車にすることを前提に所有することになりますので、事実上車検代を払わないことになるわけですから、この部分が最も大きくコストを削減できます。
スバルのインプレッサなどに乗っている人であれば、その車に大変なこだわりがあるため、車両保険に加入して車検もきちんと整備して受けるのが普通なんでしょうけど、15000円から30000円で購入したフェスティバやマーチの中古車にそのような愛着を持つ人はいません。
交通事故に遭遇しても直すことなくそのまま乗ればいいですし、廃車になる事故であればそのまま廃車にすればよく、廃車専門の引き取り業者に連絡をすれば、15000円から30000円で購入したフェスティバやマーチであっても普通に引き取ってくれます。
この方法だと、見た目的なイメージでは劣るのかもしれませんが、最も安いコストで車を維持することが出来るため、私の友人はこの方法で半年から1年位のスパンで安い中古車を入手して、廃車にするまで乗っています。
廃車の引き取り費用がかからなくなった時代だからこそ出来る、オトクな車の乗り方になりますね。