最近では、子供の数が大きく減ってきており、それで田舎の小学校が統廃合になったりすることもありますが、その影響を最も強く受けているのが小学校や大学ではなくて、自動車教習所ではないでしょうか?
この自動車教習所というのは、まだ免許を取得していな人、もしくは免許取り消しになった人を対象にして、一定の授業料を収めてもらって自動車免許を事実上容易に取得できるような仕組みを提供することを担ってきました。
しかし、免許を取り消しになったり、免許を執行する人はそれ程たくさんいる訳ではありませんので、どうしてもまだ免許を一度も取得したことがない若い人を対象にして人を集めていかないと学校経営が成り立たなくなります。
その結果、地方の自動車教習所は経営がうまくできなくなり、閉校になったりしているようですが、実際に地方の自動車教習所はどのような状況になっているのでしょうか?
地方の自動車教習所には本当に人がいない状態。
都心の自動車教習所の場合、大勢の人がいるためまだ、なんとかなるのかもしれませんが、地方の自動車教習所の場合は、本当に生徒がいないらしくて、あるシーズンに通えばガラガラで貸切状態で教習所を利用できることがあります。
私が免許を取得した時はあまりに教習所に通う人が多すぎて、事前予約をしないと行けない状態だったのですが、現在の子供の数が大きく減ってしまった状態では、いつもではありませんが、あるシーズンになると本当に誰もいない状態になっています。
そのシーズンとは、大学生が休みに入る時期であり、この時期に田舎に帰省をして自動車教習所に通えば、完全に貸切状態で講義や実技試験を受けることが出来ますので、かなり快適に運転免許を取得できるようです。
ただ、本当に他に誰もいないらしくて、教官から友達を紹介して欲しいと相談されるくらいですから、ワンツーマンの家庭教師のような状態で教習所に予約も無しで通えるのが一番のポイントになりますね。
何故?、自動車教習所に誰も人がいないのか?
いくら田舎と言っても、流石に誰も自動車教習所に人がいないのはおかしい話ですし、そのような教習所ならとっくに閉校しているはずなのに、何故?なんでしょう?
実はその理由も簡単であり、田舎であれば大学そのものがないこともあり、あっても高校までしかその市区町村にはありません。また、田舎の会社などはフレックス出社などに対応しておらず、平日の午前中や昼間に教習所に通うことも出来ません。
その為、大学生の場合、高校生などよりも休みが始まるのが早いことが多く、そして、地元に帰れば他にやることもないですから、午前中から教習所に通えるため、ほぼ貸し切りで教習所を利用できるシーズンというのが発生します。
その後、高校3年生で18歳になっている生徒たちが夏休みに入ると、一斉に教習所に通い始めますから、その時点で貸し切りではなくなるのですが、高校生は夏休み期間中以外は教習所に通えませんから、貸し切りで利用できるのです。
地方の自動車教習所全てがそうであるとはいえませんが、私の地元では現在そのような状態になっていますので、大学生で免許を取るのであれば、一旦実家に戻って、そこで免許の取得をするのが良いかもしれません。