最近は日本国内で販売されている外車も右ハンドル仕様になっていることが多くなってきており、車両本体の価格も安くなっていたり、中古車であれば10年落ちや20年落ちのポルシェやBMWの車であれば20万円前後で購入できるのでかなりお手軽価格です。
子供の頃から憧れていた外車である、ポルシェやBMWの車を購入したくても新車であれば1000万円を購入するのは難しいので、だったら安い中古車を購入すれば良いと考えるのも普通ですし、実際に安く購入でいるのでしたら思い切って購入する訳です。
外車の場合は国産の中古車よりも例え安い価格で購入できたとしても、その後に発生する維持費や修理代は外車価格になることを知っておかないと、後々管理と維持が出来なくなり、結局手放すことになってしまいますので車両価格だけを見てはいけません。
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外車を購入する前に維持費と修理代が高くなる事を知っておく。
国産車の場合はよほど特殊なトヨタ2000GTとか初代S30Zのようなプレミアがついている旧車以外は車両本体が安く購入できれば、その後に維持費などもそれほど高額になることもなくて、古い車でも部品を購入する際の価格は適正価格になることが殆どです。
しかし、外車の場合は車種に関係なく古くなってしまった車は必ず一定の確率で故障が発生しますし、工賃等の修理代金も外車価格になることが多いですから、相当親しいプロショップと付き合いでもない限りは、外車の修理代や維持費は大変高額になります。
これを知らない状態で、10年落ちから20年落ちのBMWとかポルシェ等の車を購入したり無理をしてフェラーリの旧型の車を購入して喜んでいた所、その後に目が飛び出るほどの維持費や修理代、部品代が発生してしまい手放すことを検討する人も多いのです。
外車はパーツのアッセンブリー交換が普通なのでより高額です。
国産車の場合は車のパーツが壊れたらそのパーツのみを交換してコストを下げることが多いのですが、外車の場合はユニット一式をごっそりアッセンブリー交換することが大変多くて、それ故に修理代が高くなるのが普通でBMWでも50万円とかになります。
これは外車の修理の品質を一定にするって意味もありますので、早い話が熟練したプロのメカニックでない人でも、マニュアルどおりにユニット一式をプラモデルのように交換する整備にしておけば世界標準で一定の品質でサービスが維持できる事になります。
副作用としては修理代金が高くなってしまうことは本来は交換しなくて良いパーツすらまとめて交換してしまいますので、日本人の感覚からすればもったいないのですが、その場合はプロのメカニックと親しくなっておくと国産車のような修理をしてくれます。
外車を安く購入しても維持費が払えなくなったらどうする?
外車を安く購入したと思っていても、想像以上に維持費がかかることや保険料が高くなる問題などもあり、金銭的に手放すしかなくなった場合の対策としては、お金を稼ぐか車を売却するか、お金が稼げるまで車を動かさないで保管しておくかになります。
お金を稼ぐ方法については、普通に働いていても直ぐには収入は増えませんし個人差が多い部分ですからこちらでは触れませんが、車を売却する場合はなるべく高く売りたい人がほとんどだと思いますので、その場合はカーセンサー等の一括査定で売却します。
外車でも修理代がかさんでしまう10年落ちよりも古い車になると、ディーラーでの認定中古車としての買い取りも難しくなることが多いので、カーセンサー等の一般の人が多く利用している複数の買取業者に競わせる方法で車を売却するのが良い判断です。