最近では、アメリカの25年問題などもあり、特に人気のある平成初期の頃に発売されていた日産のR32GT-RとかホンダのNSX-Rを筆頭にして、中古車相場が恐ろしいほど暴騰していますので、もう状態が良い中古車は普通の日本人では購入できない状況。
なので、今の最新の国産スポーツカーには興味がないし、かといって外車のフェラーリやランボルギーニ、ポルシェ911の類は購入できないけど憧れのスポーツカーが欲しい場合ですが、お金がない人はスポーツカーの入手が難しくなっている現状があります。
そこで、稀に偶然見つけるのが走行距離が1万キロ以下で見た目が良い中古のスポーツカーなんですが、年式の割に走行距離が少ないスポーツカーの場合、フルチューンを施してサーキットメインで走行されていた可能性がありますので、その点は要注意です。
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- 三栄書房
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- 発売日2016/07/26
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走行距離が少ないスポーツカーの中古車を購入する際の注意点。
一般的に平成初期の頃に発売されたスポーツカーを普通に運転していると、走行距離は10万キロ、20万キロを超えていることも珍しくなく、そういった公道の走行をメインで管理していたスポーツカーの場合はエンジンオーバーオール等も行われています。
その中で、稀に平成初期の頃のスポーツカーで走行が100キロ以下とか、1万キロ以下、5万キロ以下等の、普通に管理していればありえない走行距離になっている中古車が出回っていることもありますので、それを見て飛びつく人がいるので驚きますね。
完全に室内で展示していたNSX-R等は走行距離が100キロ以下などもありますが、普通に走行をしているスポーツカーの中古車で年式と走行距離が一致していない場合、サーキットメインで使われていた可能性があるのでその場合は購入を控えたほうが無難。
20年落ち以上のスポーツカーを購入するならプロに同伴を依頼。
スポーツカーのチューニングや改造を得意とするプロショップのエンジニアでしたら、車の状態などはエンジンを掛けたり、実際に運転をすればほぼ確実に把握できますけど、一般の人にはそのような専門技術はありませんから正しい判断が出来ません。
それで、見た目だけが綺麗で走行距離が少ないスポーツカーを購入して、喜んでいたら、突然原因不明のトラブルが多発するようになり、プロショップに診断を依頼した結果、相当過酷にサーキットメインで使われていたことが分かり、多額の費用が発生。
こんな感じで、年式の割に走行距離が少ないスポーツカーを購入すると、サーキットメインで過酷に使われていて、全体的に車が劣化していて、フルメンテナンスが必要になってしまい、多額の修理メンテナンス費用が必要になり、友人はこれで失敗しました。
中古車は同じ状態の個体は無いのでなるべく上玉を購入する。
中古車は新車と違い、全く同じ状態の車は存在しないと言われている通り、書類上の走行距離や外見だけで判断をすると、ボロ株を全力で購入して大損をした際のショックと同等のダメージを受けるとがありますので、プロショップに相談がお勧めになります。
年式の割に走行距離が極端に少ない車の場合、走行距離が少ないから上玉であり、相場よりも相当高い金額だけど勢いで買ってしまえ・・・これでは、大外れを掴んでしまいかねませんので、中古車を購入する時には信頼できるプロショップに相談しましょう。
もし、展示用の車とか特別な思い入れがあり適切な管理をしていて走行距離が少ないNSXとかGT-R等の中古車を運良く見つけた場合、早く交渉しないと二度と買えなくなる可能性だってあるわけですから、それが本当に上玉なのか?その判別が必要です。
この業界、嘘も当たり前のように出回っていますし、善意で本当に状態が良いスポーツカーを安く譲渡してくれる人もいますが、それの判断は確かな技術と経験によるプロの判断より適切な判別方法はありませんから普段からプロショップと親しくしましょう。