車のチューニングプロショップとのトラブル事例 その1

一般的に車を購入すると、新車で購入したディーラーにて車両整備を行い、売却をする際にはディーラーで下取りをしたり、買取査定を行うものですが、スポーツカーの場合はそうではなく、ベース車両を中古で購入して自分好みにカスタマイズを行います。

最近のスポーツカーはチューニングと呼ばれている改造を施すことは大変難しくなっていて、仮に新車で購入してチューニングをする場合、排ガス規制等で車検を取ることができなくなったりOBDの関係でハーネスを自作する羽目になる等の恐れがあります。

そのような状況から、スポーツカーのチューニングをする場合、昭和末期から平成初期にかけて発売された車両をベースに行うことが殆どで、日産のGT-Rであれば、R32、R33、R34がメインになりますしマツダのRX7やトヨタのスープラ等も人気車種です。

 

 

目次

車のチューニングプロショップとのトラブル事例。

 

それで当然ながらDIYでスポーツカーの改造やメンテナンスを全て行うのは不可能なので、信頼できるプロショップ(改造に強い車両整備工場)を探して車両の整備やチューニングを依頼することになるのですが、この業界トラブルになることがよくあります。

トラブルの原因ですが、依頼者が全く車のことを分かっていない状態で無理難題をふっかけている場合、それとは反対にプロショップ側の技術的な問題や経験不足によりトラブルが発生する場合に分かれるので、最初にどちらの問題なのかを定義していきます。

プロの整備工場なんだから、完璧な整備ができて当たり前と思うかもしれませんが、中古のスポーツカーのチューニングになると、完全に車両ごとの個別対応になることも多く、いくらプロであっても依頼者の予算と仕事内容によりトラブルが発生します。

 

 

チューニングショップに依頼をしたらエンジンが壊れたケース。

 

スポーツカーを購入すると、結構多くの人がやっているのがエンジンのフルチューンと呼ばれるチューニングなんですけど、プロショップに依頼をしたらエンジンが壊れた、調子が悪くなったといった症状になる人もいて、これで相当に揉める事になります。

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エンジンが壊れたケースとしては、プロショップの場合、私もエンジンフルオーバーホールをしている現場に何度もお邪魔したことがありますが、一つ一つ部品をバラしながら点検、清掃をしていき、交換が必要な部品は全て新品に交換するのが普通です。

それでプロの技術で組んでいきますが、依頼者が予算がもったいないからと言って、部品を交換しなかった場合、大抵のケースでその後にトラブルが発生してしまいますので、予算が膨れ上がるのを見て躊躇するかもしれませんがケチってはいけません。

 

 

VProをつけてフルオーバーホールをしたのにパワーを感じない。

 

プロショップで100万円以上の費用を使い、エンジンをNC加工や内部コーティングまで含めたフルオーバーホールして、フルコンのVProを取り付けてセッティングをしたのに、全くパワーアップを感じられないけどどうなっているのって苦情のケース。

実際のその対象の車に乗ってみたのですが、アクセルを踏んでももたつく感じで、本当にエンジンをフルオーバーホールをしてから、Vproでセッティングを出したのか?、マフラーやエキマニ等殆どを社外品に変えているのに何故?この駄目仕様って疑問。

この答えはエンジンが究極のハズレエンジンだった為で、プロショップ側ものその件を詳細に依頼者に説明していて、更にエンジンチューニングをしても、このエンジンでは希望通りのパフォーマンスは出ないので載せ替えしか無いって状態がこのケースです。

 

 

エンジンオーバーホール前にはプロに診断を依頼するのがお勧め。

 

エンジンがアタリかハズレなのか?、これについては事前にプロショップに運転をして頂き、診断をしていただけばある程度の結果が出せるのですが、診断費用がかかることから多くの人がケチって自分で判断してしますので、やはりケチっては駄目ですね。

ただし、車両の診断費用は最低でも5万円以上は必要になることが多く、アタリエンジンなのかハズレエンジンなのか?、単に運転するだけではなく時間を掛けてプロが責任を持って判断しますから状況により20万円前後必要になることだってあるのも事実。

何をやってもパフォーマンスが出ないハズレエンジンの場合、もう何をやっても結果が変わらないことから、その対応策としては中古でエンジンを探して再度チューニングですけど、ハズレだったら話にならないので車ごと売却する方法を取る人もいますね。


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