自動車保険のノンフリート等級を維持する中断証明書

車を購入すると殆どの人が必ず加入しないといけなくなるのが任意自動車保険であり、この保険に加入しないまま交通事故を起こしてしまうと、多額の賠償金の請求をされることになり、後々大変なことになり兼ねませんので、普通は真っ先に加入します。

ただ、車を普段から使っているのであれば、毎年任意自動車保険の更新をして契約を維持するのは普通の話として、海外出張等で数年間に渡って日本を離れる場合や、車を処分してしまって暫くの間、自動車保険に加入する必要がなくなることがあります。

この場合は、海外に出張する場合で車を実家のガレージに長期間保管しておく場合でしたら、そのまま任意保険の継続をすることが可能ですけど、実家の家族も全く車に乗らないのであれば、毎年払う保険料がもったいなく感じる場合もあります。

 

 

車を処分して任意保険も解約すると13ヶ月後には等級がリセットされます。

 

また、車そのものを廃車にしてしまって、数年間に渡って車を所有しない場合でも、それまでにノンフリート等級が20等級になっている場合、それが消滅してしまうとまた最初の等級から保険の契約が始まるので、とても勿体無いと思う人も多いはずです。

それまで全く保険を使わない状態でノンフリート等級が20等級になっている人が、車を売却してから海外位に5年ほど出張をしていて、その後に日本に戻ってきた際に車を購入するとまた最初からの6等級スタートすることを考えてみて下さい。

これでは、流石にこれまで積み重ねてきた実績が無くなることになり、契約者のがっかり感が半端ではありませんので、保険会社もきちんとそのあたりは対応してくれています。

 

 

車に長期間乗らない場合は中断証明書を取得しておきましょう。

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海外に長期間出張する場合で車に全く乗らない人や、一旦車を処分して暫くの間車に乗らない人の場合は、保険会社にその事情を説明して連絡をすると、中断証明書を発行してくれますので、それを取得しておくと10年間に渡ってそれまでノンフリート等級が維持されることになります。

それにより、一旦車を処分してから海外に5年ほど出張したのち、また日本に戻ってきて車を購入した場合、ノンフリート等級が20等級から再開できますので、保険料が大変オトクになるだけではなくて、気分的にも気持ちよく保険の契約が行なえます。

中断証明書を取得していない場合は、残念ながら保険会社に連絡をしても6等級からのスタートになりますので、それから20等級になるためには14年間の年月が必要になることを考えると、中断証明書がどれほど便利なものであるかがよく分かります。

 

 

中断証明書の発行には制限がありますので保険会社に確認。

 

ただ、誰でも無条件に中断証明書を保険会社が発行してくれるわけではなくて、色々と条件等もありますので、例えば、私が契約しているソニー損保でしたらノンフリート等級が7等級以上の人しか中断証明書は発行できません。

ただ、6等級以下で中断証明書を発行するメリットは全くありませんし、1等級や3等級の人であれば、逆に13ヶ月間全く保険を契約しない状態で、ノンフリート等級のリセットをしたほうが良いくらいですから、中断証明書は等級の高い人向けのサービスです。

注意点としては、最大で10年間までしか中断証明書が維持できないため、もう二度と日本に帰ってこない人であったり、車を日本国内で運転する予定がない人の場合はあまり意味が無いかもしれませんが、10年後のことなど分からないので、条件に該当するなら申請しておいて損はありません。

中断証明書の申請や発行については、それぞれの保険会社で規約や対応方法が異なってきますので、必ず自分が契約をしている保険会社に確認を取ることになるのですけど、10年間の中断証明書が取得できれば、後は度の保険会社でも対応は同じです。


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