車の車検整備等をするために、車両整備工場に車を預けて、車のプロに診断を受けた際に、当初は全く想定していないパーツの交換をしないといけなくなることがあります。
例えば、私も実際にあった話なんですけど、車検に車を出して車検整備をしていただいていると、電話がありエンジンの点火コイルが壊れていると言われまして、このままではエンジンブローするので新品部品に交換したほうが良いと言われたことがあります。
点火コイルについては中古でも良いのでしょうけど、あまり中古で状態が良い部品が出回ることもないことと車検整備中の出来事なので車両整備工場に車を預けたまま中古部品を探すのも時間的な問題があるため、そのまま新品を注文数することになりました。
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予定していないパーツを交換する時は中古を探すか新品を購入するか。
大抵はこんな感じで車両整備工場に車を預けると、予定していないパーツが壊れていたり、交換しないといけなくなっていたりすることもありますので、その際には中古で良ければ中古パーツを購入すれば良いですし、当然新品でも構いません。
しかし、新車の場合は先ず無いんですけど、平成初期の頃のある程度古い車になると、新品パーツを購入しようと車両整備から自動車販売メーカーに連絡をした際に、そのパーツはバックオーダーになっていると回答されることが良くあります。
この、車を整備しようとして交換部品が発生した際に、自動車販売メーカーから伝えられることのある、バックオーダーとは一体どのような意味なのでしょうか?
自動車販売メーカーに在庫がないパーツはバックオーダーになります。
基本的に、新車の販売時から5年〜7年位は、どの自動車メーカーも大量に各種自動車用の交換パーツを倉庫に保管しているんですけど、平成初期の頃に登録された25年位前の車になると当然、そのような在庫をいつまでも保管している訳ではありません。
その為、例えば平成元年に新車登録された日産のR32GT-Rのミッションが壊れたので、新品に交換しようとした場合、日産に問い合わせても既に新品の在庫がなくて、オーダーが入ったらゼロから組み立てて納品することになります。
この状態をバックオーダーといいますので、単純にメーカーに在庫がないので、制作してから納品するため、ちょっと時間がかかりますよ的な交換部品がバックオーダーになりますから、新品部品でも注文してから1ヶ月前後かかる場合もあります。
旧車を購入する場合はバックオーダーとの戦いになることを理解する。
その間は当然交換する部品が無いわけですから、どのような高い技術を持っている車両整備工場であっても交換すること自体が出来ないため、車検に預けてからこのバックオーダーが発生してしまうと車両整備工場も車両オーナーも両方が困ることになります。
昭和末期から平成初期に購入している車は、もう25年以上の年数が経過しているわけですから、このバックオーダーの問題は常につきまとうことになりますので、旧車と呼ばれている古い車のデザインが好きな人であれば、注意しておかないといけません。
昭和末期から平成初期といえば、日本はバブル期であり、今では考えられないくらい個性的なスポーツカー等が色々なメーカーから発売されていたため、今でも色あせないデザインや性能に興味をもつ方も少なくないと思います。
しかし、古い車と言うのは、必ず故障が発生したり、寿命で交換しないといけないパーツがポツポツと発生してきますので、その際にバックオーダーが発生する可能性のあるパーツが大変多くなっているため、事前に中古パーツを集めておくのも良いかもしれません。
今でしたら、ヤフーオークション等で簡単に中古パーツが手に入る時代ですから、もしもの時にバックオーダーになりそうなパーツをストックしておくのは悪い考えではありませんし、私も普段からそのようにしています。