サーキット以外でGTウイングを取り付ける必要がない理由

最近では余り見られなくなりましたが、車に巨大なGTウイングを取り付けている改造車が平成初期位には沢山見られていた時代があり、その頃はGTウイングを付けると車が早くなるといった誤った認識をされている人も多くて、車の専門雑誌もGTウイングを売るために散々煽りまくっていた時代です。

しかし、最近ではGTウイングを取り付けている車は殆ど見られなくなり、特に異常とも思えるくらいの巨大なGTウイングを取り付けている車は先ずいなくなったのですが、それには警察が本格的に取締を開始した事も要因になります。

知らない人も多いんですけど、車の車幅よりも遥かに大きいGTウイングを車に装着すること自体が違法行為であり、そのような車で一般道路や高速道路を走行していると、警察が必ず取締を行いますので、結果的にGTウイングを取り付けた車がどんどん減っていきましたが、これは違法なGTウイングを取り付けていた車の話です。

 

 

GTウイングを取り付けている車はパトカーに目をつけられることが多い。

 

合法的なGTウイングを取り付けている車の場合は違法ではありませんので、警察も取り締まりをすることはないのですが、やはりGTウイングを取り付けている車というのは相当目立ちますので、案外パトカーから呼び止められることが多くなっています。

そのような車は大抵どこかは改造で違反をしていることが多くて、車高が低いとかフェンダーからタイヤがはみ出ているとか、ナンバーを隠しているとか、排ガスの騒音が煩いとか、警察からいらぬ疑いを持たれることも多い為、注意しておいた方が良いですね。

都内を運転していても、GTウイングを付けている車が走行していれば、大抵パトカーが運転手さん止まってくださいとマイクで呼びかけている現場を見ますので、余計な目立つものは取り付けないほうが良いのですがGTウイングはどのような目的で車に取り付けられているのでしょうか?

 

 

GTウイングを取り付けると高速運転時に車が安定する?

 

F1とかGTレースなどを見ればわかりますが、どの車も巨大なGTウイングを取り付けているため、GTウイングにはそれなりのメリットがあるから取り付けているわけで、これがあると高速走行時にダウンフォースが発生して車の直進性が安定します。

その為、サーキットで全開走行をする際にはGTウイングは大変有効になることが多いんですけど、それ自体が公道では全く必要のないものですしカナードの他の空力パーツや車全体の設計も考えないと単にGTウイングだけ付ければ良いものでもありません。

よって、公道で法定速度を守って運転をする場合GTウイングは意味がなくて、高速道路で100キロ前後で走る状態になればやっと多少はそれの意味が出てくるパーツですけど、正直言って公道では全く必要性がない大きな突起物になっています。

100キロ程度の運転であれば、標準のリアウイングで十分ですし、別にリアウイングがない車でも全く問題はありませんので、単なる気分の問題になりますね。

 

 

日本国内の一般道路ではGTウイングが必要になることはありません。

 

高速道路で大きく速度違反をするのでしたら、GTウイングはその速度に比例して有効になってくるんですけど、日本で合法的に使う場合は、サーキット走行の場合にダウンフォースを稼げるくらいで、日常的なスーパーの買い物では意味がありません。

サーキット以外では殆ど意味がないですし、装着をしていると警察に目をつけられる事が多いGTウイングですから、余程装着したい人は別でしょうけど、車の性能を高くしたい目的の人は、あえてGTウイングを付けなくてよいかと思います。

ポルシェ911GT3の限定モデルなどでは相当大きなGTウイングが最初から純正で装備されていますけど、あのたぐいの車でなければ、日本国内の道路でGTウイングが必要になることは殆ど無いと覚えておいて大丈夫です。


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