車庫証明のステッカーは貼らなくても大丈夫な車の正体

車を購入する場合、新車だろうが中古車だろうが普通車の場合は車庫証明と言うものが必要になり、いわゆる車の保管場所がない場合は、車を購入することが出来ませんので、必ずどこかの駐車場がそれ相当のスペースで車の登録をしているはずです。

その際に、車の保管場所がある事を示すステッカーが必ず配布されています。

この車庫証明のステッカーですが、大抵は車のリア側のガラスに貼り付けることが普通であり、更には常に貼っておく必要があるので、殆どの人が車庫証明のステッカーを車に貼っているんですけど、稀に車庫証明のステッカーが貼られていない車があります。

 

 

旧タイプのスポーツカーでは車庫証明が貼られていない車も多い。

 

そんな車庫証明が貼られていない車は違法ではないかと思われるかもしれませんが、車庫証明を貼っているのを確認できない車というのは大抵は旧タイプのオープンカーの車であり、最近の電動式の屋根がついている車の場合はこれに該当することはありません。

では、なぜ、旧タイプのオープンカーでは車庫証明が貼られていない車を見かけるのかと言えば、その理由はとても簡単で布製の屋根であるホロと、取り外し式のハードトップを使い分けているオーナーの車であり、その場合は車庫証明がない場合があります。

車庫証明がないというよりも、ホロに車庫証明を貼っていると、その幌を閉じて、取り外し機のハードトップをつけている場合、車庫証明を外部から確認できない状態になっているので、単純に確認できないだけの話になります。

警察に通報したらどうなるのかと言っても、別にホロのリアガラスに車庫証明のシールを貼っている場合は、ハードトップを装着してそのリアガラスが完全に隠れているだけので、悪質な違反とかではなくて物理的に見えなくなるだけなので問題はありません。

ハードトップを複数使い分けているような変わった旧タイプのオープンカーのオーナーの場合は、ハードトップに車庫証明のステッカーを貼っていても、他のハードトップに交換したり、時にはホロを使ったりしていますのでこの場合も車庫証明は見えません。

 

 

旧型のオープンカーは車に固定されたホロに車庫証明を貼るのが基本。

 

基本的には車庫証明は車に固定されたリアガラスにつけるものですから、普通は取り外し式のハードトップではなくて、ホロのリアガラスかホロの透明のビニールに貼り付けることになるのですが、それをすると極端に視界が悪くなるので嫌がるオープンカーのオーナーも多い感じですね。

こちらの旧タイプのオープンカーで車庫証明がついてない事が多い車となると、マツダのロードスター、ホンダのS2000等のホロとハードトップが設定されているオープンカーになりますから、車庫証明を人に見せたくない人はこれらの車を購入するのもありだとは思います。

あとは、そのような事情があるため、めったにないとは言え警察に車庫証明のステッカーの確認を求められた場合に、いちいちハードトップを外して幌を閉めるのが面倒であるとか、そもそも1人でその作業ができない事もあり、車庫証明のステッカーを車検証と一緒にダッシュボードに入れいてる人もいます。

これが違法になるのかどうかについては、警察の判断になるのでしょけど、警察から提示を求められた場合、速やかに提出できる状態にしているので、車庫証明のステッカーを車検証と同じ場所で保管していると言えば、普通は咎められることはないのではないでしょうか?

最近オープンカーはホロと取り外し式のハードトップではなくなり、完全に電動の屋根になってきていますので、車庫証明のステッカーはそちらに貼ることになるのですが、旧型のオープンカーの場合は、このようなメリットなのかデメリットなのか、よくわからない状態になることもありますので、憶えておくと便利です。


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