普通の国産車はマフラー交換をしない方が良い理由

昭和の時代から、古典的な車の改造方法としてマフラーの交換がありまして、この方法は純正マフラーを社外品のマフラーに交換することにより、車の性能を高めたり、大音量の排気音にしたり、見た目的な効果を期待したり色々と効果が有るのは事実です。

しかし、どのような車でもマフラーを交換したら性能が高くなるというわけではありませんし、間違ったマフラーに交換したら排気の抜けが良くなりすぎて音は爆音になり燃費は悪化してパワーダウンにつながるなどもよくありますから、適切な対応が必要です。

ですから、マフラー交換をしてどのような効果に期待しているかによって、交換するべきマフラーが全く変わってきますし、場合によっては純正マフラーのほうが性能も燃費も良くて、結局はマフラー交換をした後は、見た目の爆音効果だけでになってしまうこともあります。

 

 

マフラーを交換する場合に音の変化に期待をするケース。

 

恐らく、マフラーの交換で1番誰にでも理解しやすくて、交換したことが分かりやすいのが、ヌケの良い大口径のマフラーに交換することで、車の排気音を純正よりも大きく増大するパターンなんですけど、これは本当に音だけ大きくなることが殆どです。

ただし、それ以外の効果はデメリットしかありませんし、最近の車検は社外品のマフラーでの音量については大変厳しくなっていますので、車検の際に純正マフラーに交換しないといけないような状況の人もいらっしゃいますから、それもどうかとは思います。

よく田舎で見かけるような大型のワゴン車などに多いんですけど、このタイプの車に大口径のマフラーがつけられていて、とにかく不快に感じる低音が煩い割に全く加速せずに、トロトロと走行しているのを見ると、できれば純正マフラーに戻しておいたほうが良いのではないかと感じます。

このあたりについては、人それぞれの感性なので、大排気量のエンジンを搭載したフェラーリのような高音域の独特な排気音ではなくて、燃費や走行性能を悪化させながら小排気量の低回転エンジンで無理やり大音量を出したくて、更には低音域のあまり綺麗ではない大音量が好きな人でしたら、交換するのはありだと思います。

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マフラーを交換することにより車の性能と排気音が増大するケース。

 

田舎でよく見るワゴン車等に大口径の抜けが良すぎるマフラーを付けている人とは異なり、もう一つのタイプの人は、元々車の280馬力自主規制があった時代に無理やりマフラーで車の性能を押さえていたようなGT-RとかRX-7等の高性能な車のマフラーを社外品に交換している人です。

その場合は、大抵は性能とマフラーの音量の両方が向上している事が殆どですから、本来マフラーを交換するのはこのタイプの車に乗っている人くらいでよく、その他の人はマフラーを交換するメリットは国産車であれば殆どないのでないでしょうか?

もちろん、車のエンジンを載せ替えてチューニングしたとか、NAをターボに変更して排気を良くする必要が出てくる場合などしたら、マフラーの交換は必須になることも多いんですけど、単純にマフラーだけ交換をするメリットは普通の車にはありません。

車のマフラーを交換する際には、それだけを見るのではなくて、エンジンやエキゾーストマニホールドを交換するため、今の純正マフラーでは詰まってしまうので抜けを良くしたいとか、常に車全体を確認しながらマフラーの交換を検討すると良いですね。

現時点でも純正品以外のマフラーの車検は厳しくなってきていますので、余程のことがない限り、普通のワゴン等の国産車に乗っている人であれば、マフラーは純正まま利用しておいたほうが後々のことを考えてもよろしいのではないでしょうか?

平成初期の大排気量スポーツカーでしたらマフラー交換やエンジンチューンの効果は絶大ですので、予算と法律を守って最適なマフラーに交換していくのは十分ありです。


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