マツダ・ロードスターのアルミボンネットと初心者マーク

運転免許を取得した日から1年間の間は車の前後の見やすい位置に初心者マークを張っておく義務がありますので、初心者マークが恥ずかしいとか、ダサいとか、付けたくないと言った理由で敬遠する人も少なくないのですが、付けないといけません。

別に初心者マークをつけるのがそんなに嫌なら、付けなくても自己責任で対応すればよいのですけど、何かしらの交通違反をした際には警察に免許証を確認されますので、その際に初心者マークを貼っていないことがバレてしまう場合もあります。

ただ、警察にバレるバレないとか反則金がどうこうではなくて、普段から道路交通法を守って、運転免許取得から最初の1年間だけは、初心者マークを必ず車の前後に貼るようにしておき、常にその状態で運転をするようにして下さい。

 

 

初心者マークがボンネットに貼れない理由は?

 

それで、初心者マークは教習所を卒業する際に大抵は教習所からプレゼントされますので、その際にもらった初心者マークを車に貼れば良いと思っていると、実はボンネットに初心者マークが貼れなくて困る状態になる人もいるかと思います。

初心者マークを車に貼る位置としては、前方ならボンネット辺り、後方ならトランクの上辺りに貼るのが一般的であり、大変見やすい位置に貼り付けて自分は初心者であることを周囲にアピールをして、なるべく融通をしてもらって公道を運転するためのものです。

その為、初心者マークを周囲から見えない位置に貼っていても、全く意味がありませんし、警察から注意をされないために初心者マークを貼るのではなくて、あくまで運転が上手くないことを周囲にアピールするために貼るものであることを再認識します。

見た目がダサいとか、つけると恥ずかしいとか、初心者マークに好意を持つ人などは殆どいないのでしょうけど、この初心者マークを何回車に貼ろうとしても車種によっては、何故か、ボンネットだけには上手く貼れないことがあります。

 

 

アルミボンネットの場合は初心者マークはダッシュボードに貼ります。

 

ボンネットに初心者マークが貼れない車で大変有名なのが、マツダのロードスターであり、平成元年位から発売されて全世界で最も売れた二人乗りのオープンカーとしてギネスブックにも登録されているマツダのロードスターはボンネットのみアルミで出来ています。

ユーノス・ロードスターNA6CE、NA8C、マツダ・ロードスターNB6C、NB8Cはどちらもマツダの二人乗りの車であり、低コストながら相当なこだわりを持って前後重量配分50:50を実現しているため、バッテリーもトランクに設置されているほどです。

NCはノーコメントで、NDは見た目はいいんですけど走りはいまいちかな・・・。

当時、ホンダのNSXクラスの車であればアルミをボンネットに使ってもおかしくはなかったんですけど、ユーノス・ロードスタークラスの価格帯の車にアルミ製のボンネットを使うのは大変珍しいことであり、人馬一体の開発者のこだわりで実現しました。

車のボンネットの素材を鉄ではなくアルミにする理由はただ一つ、車を軽量化するためにオールアルミで作ったボンネットにしているわけなので、当時、軽量なコンパクトスポーツカーを目指したロードスターはそれを実現することになったわけなんです。

 

 

価格の安いロードスターで初心者マークが貼れない問題が多発。

 

ただ、それによりボンネットに初心者マークが貼れないといった問題が発生してしまい、別にそれ程重要な問題ではないんですけど、初心者の運転練習用の車としても最適なロードスターの場合、初心者マークが貼れなくて困った人も大変多いのです。

完全アルミボディのホンダNSXの場合は、元々初心者が購入する車ではありませんし、価格帯も1000万円クラスと安くない為、初心者マークを貼れなくて困る人が出ることは殆どないのですが、価格が安いロードスターの場合は沢山いたわけですね。

ロードスターのように他のボディーパーツが鉄なのに、ボンネットだけがアルミ製の車の場合、初心者マークは車内のフロントガラスの端っこ辺りに吸盤タイプの初心者マークを貼り付けるのとこの問題が解決することになります。

ロードスターの場合は、NSXと違い、フェンダーは鉄ですからこの部分なら初心者マークを貼れるんですけど、周囲から確認する際に都合がわるいので、車内のフロントガラスの内側から視界のじゃまにならない位置に初心者マークを貼ることになります。


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