廃棄用エンジンオイルの意外なリサイクルと買い手は銭湯

車を購入すると、必ずメンテナンスをしない重要なパーツの中にエンジンオイルがあり、これを全く交換しないまま5年、10年と車を運転していくのは恐らくは不可能ですので、出来れば全く運転しない人でも2年間に1回の車検の際には交換するべきです。

私も、最近は殆ど車を運転しなくなっていますので、エンジンオイルは3000キロで交換とか半年に1回は交換とか、そんな常識は何処かに飛んでいってしまっていますけど、1年間以上放置していても致命的な問題になることなく車を維持できています。

ただ、現実問題としては最低でも半年に1回位はエンジンオイルの交換をしておいたほうが良いのも事実ですから、余程の理由がない限りは、エンジンオイルはある程度マメに交換しておいた方が良いのですが、業者依頼をすると工賃がかかります。

 

 

業者が交換したエンジンオイルの処分はどうしているのか?

 

ディーラーや車両整備工場等にエンジンオイルの交換を依頼すると、必ず工賃が発生しますので、ついつい自分でやってしまおうと思う人もいるかもしれませんが、普通の人はエンジンオイルの交換を自分でやるのはお勧めできません。

また、エンジンオイルは扱いが難しい危険物ですから、交換したオイルの保管方法や処分方法についても、素人が手に負える扱いではありませんので、エンジンオイルの交換については最初から専門業者に依頼をすることを強くお勧めいたします。

そこで、ある疑問が発生してくるんですけど、車両整備工場にてエンジンオイルを交換した場合、交換した処分するオイルをそのまま下水に流すような業者はまずいませんので、必ず専用の保管ケースに抜いたオイルを毎回貯めているのをよく見ていました。

そこで以前から、大きな容器に保管されている廃棄用エンジンオイルの処分方法については気になったので、その処分するエンジンオイルはどうするのか?を確認してみることにすると、車両整備工場の社長さんからは意外な答えが返ってくることになります。

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廃棄用のエンジンオイルは銭湯が買い取っているらしい・・・。

 

車両整備工場の社長さんが教えてくれた内部事情によると、どうやら廃棄用のエンジンオイルは一定の量まで会社内の決められた保管場所で厳重に保管しているらしくて、一定の量溜まった時点で、契約をしている銭湯が買い取りに来ているとのことでした。

普通の車のゴミは産廃業者にお金を支払って引き取ってもらうことになるんですけど、エンジンオイルに関しては、頻繁にお客さんが交換に来るため、短期間で結構な量が溜まるらしく、捨てるための廃オイルであっても売れるらしいのです・・・。

まさか、銭湯が廃オイルを購入しているとは思わなかったんですけど、そのまま処分するよりもリサイクルになりますし、銭湯側も安く燃料を入手できますので、全然接点が無いのに、上手く成り立っている業界なんだなと関心してしまいました。

この話は結構前の話になので、今はどうなっているのかよく分かりませんが、最近は銭湯も経営が厳しいところが多くて、どんどん閉館している銭湯の姿を見ていると、これからエンジンオイルの買い手が無くなることもあるんでしょうかね?

 

 

銭湯は年々減少しているのに大規模な入浴施設は増えている不思議。

 

ここ最近、個人用の銭湯は年々減少傾向にありますけど、銭湯を大きくしてアミューズメント性を追求しているような巨大な施設が結構建設されていて、中には温泉を掘り当てている施設もありますので、これでは個人経営の銭湯が厳しくなるわけです。

以前でしたら、自宅に風呂が無い家庭もありましたので、銭湯に通う理由もあったのでしょうけど、最近では風呂がない自宅の方が珍しいため、普通の人が銭湯に通う理由がなくなってきてしまい、多くの銭湯が経営難に苦しんでいます。

これから銭湯が大ブームになるようなことは無いのかもしれませんが、古き良き銭湯がなくなっているのを見ていると、若干悲しくなってしまう今日此の頃です。


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