車をぶつけて修理に出した人が最初に驚くのが、その高額な修理代であり、ドアをちょっとぶつけて凹ましてしまったので、1000円位で修理できるだろうと思っていたら、修理代の見積もりは5万円を超えていたなんて話は普通にありますしそれが相場です。
車のことにあまり詳しくない人であれば、ドアについているちょっとの凹みや傷くらいなら、簡単に塗装をすれば直るだろうと思うかもしれませんが、車の板金修理というのはそんなに簡単なものではなくて、時間と手間暇、技術と経験が必要になるのです。
簡単に1000円程度でドアの修理をする場合は、自分でタッチペンを塗っていれば良くて、後はそれだけで見栄えが良くなりますので、費用対効果を求めるのであればタッチペンで十分なのですが、タッチペンの欠点は見た目がいまいちな点になります。
早くて安くて見た目も綺麗な修理方法などは存在していませんので、きれいに修理をしたい場合はやはり板金工場に依頼をしてから、プロの修理で直すしかなく、私も以前自分で簡単にできるだろうと思ってやってみたら5秒で断念した経験があります。
車の板金修理がドア一枚で5万円前後の費用が必要になる理由。
板金ではパネル1枚=ドア1枚、フェンダー1枚、といった感じになりますので、車の片側全体をこすってしまった場合は、パネル3枚分の修理になる為、かなりの板金費用かけて修理しないといけなくなりますから、結構高額な修理予算が必要になります。
車に詳しくない人でしたら、パネル3枚なら15万前後の費用がかかる訳ですから、なんでそんなに高額な修理代が必要になるのか?、と不思議がる人もいらっしゃるのですけど、車の板金修理は本当に手間暇がかかりますので、それが妥当な金額なのです。
また、簡単に短時間で板金が出来るような広告を掲載している板金チェーン店もありますけど、実際にはそんなに簡単に板金が出来るわけがなくて、パテを乾燥させるだけでもある程度の時間が必要ですし下塗りや上塗り塗装なども本当に手間暇がかかります。
ですから、ドア一枚、パネル一枚の修理代が5万円前後するから高いのではなくて、その金額が妥当な板金修理代金であり、手抜きをして修理をすると次第にパテやせをしてきて凹みが発生したりパテが落ちたり、塗装が剥げたりなどの不具合が出てきます。
板金修理が必要にならないように常に安全運転をしましょう。
車をぶつけてしまったら、外装の修理代はとくに高額になってしまうことを意識すると、普段から自然と安全運転をするようになりますので、余計な事故を起こしてしまって板金修理代で驚くことがないような状態をキープすることが出来ます。
他人からブツケられてしまった際には仕方がないのかもしれませんが、自分で自損事故をするような運転をしなければ、板金修理が必要になることはないわけなので、普段から安全運転することがどれだけ金銭的なメリットがあることなのかが分かりますね。
ドア一枚、フェンダー一枚の板金修理代は国産車では5万円前後であり、塗装がメタリック塗装になると更に高い金額になることを理解すれば、無理な運転や無謀な運転をすることもなくなりますので、車をぶつけない運転こそがお金が掛からない運転です。
車をぶつけてしまってボディも心も凹んでしまうと、それを回復させるには多額の費用とお時間がかかるということですから、やはり安全運転こそが一番お金を節約することであると、自損事故で廃車にしてしまった経験のある私はつくづく感じています。