車を運転していると、突然タイヤがパンクをしてしまう事故が発生する事が稀にありますが、なぜ、普通に運転をしていてもこのような事故が発生するのでしょうか?
それは、道路や地面に釘などが落ちており、その釘を前方の車や自分の車の前輪が跳ね上げてしまい、それを後輪で踏んでしまう事により、後輪のタイヤに釘が刺さってしまうような状態になります。
この道路に落ちている釘というのは、よくある工事現場の廃材を運んでいるトラックの積荷から落ちることも多くて、これを防ぐことはできませんので運転を注意するしかないのですが、個人レベルでは、普段からそのような道路を走らない位しか対策はありません。
また、釘を踏んでしまった場合のパンクについて、直ぐにはパンクが発生せずに、時間をかけてタイヤに突き刺さった釘とタイヤの隙間から少しずつ空気が抜けていくこともありますし、ドライバーも全く気がつかないことも多いので、車検整備の時にそれがわかる事があります。
車のパンクは修理で修復する事が可能なのか?
自転車でしたら、タイヤがパンクした場合、タイヤの溝が磨り減ってしまって中のチューブが見えるような状態でない限り、自転車屋に持ち込んだら簡単いタイヤの修理を1000円前後で行う事ができますが、車の場合はどうなのでしょうか?
実は車の場合でもタイヤの修理は可能であり、ディーラーや自動車整備工場に行けば、普通にタイヤの修理を1000円前後(取り外し工賃は別の場合が多い)で行ってくれますので、焦らずに車専門店に行けば良いだけです。
この場合は、タイヤを新品で購入しなくても良いので、経済的にも少ない修理費用で済みますし、時間的にもそれほどかかるものではありませんから、実際にタイヤをディーラーで修理した際も直ぐに対応が終わって、後は何事もなくそのまま運転ができました。
ただ、修理をしたタイヤは性能が低下するとか、修理前よりもパンクする可能性が出ると言われることもあり不安になる人もいるかもしれませんが、確かにパンク前よりかは修理後のタイヤの耐久性が低くなるのでしょうけど、実際は問題ありません。
修理できるタイヤのパンクと修理できないパンク。
ただ、どのようなパンクであっても修理ができるわけではなくて、車のパンクの場合、修理できる破損と、修理できない破損があり、パンクの状態によっては新品のタイヤを購入しないといけなくなりますので、その違いについてご説明します。
最初に、修理できることのできるパンクというのは、タイヤに釘が刺さっていて全く気がつかない状態で車検の際に発見されたようなパンクであり、具体的にはタイヤと地面が接地している部分に出来ている小さな穴によるパンクになります。
この場合は、釘を抜き取り、そのまま補修剤を使ってパンクの穴を塞げば修理できますので、後はよほどの事がない限り、そのまま普通にタイヤを使う事ができますのでなんら問題はありません。
しかし、パンクの修理ができないケースもあり、それは、タイヤの側面側に穴が空いている場合、釘やガラスなどが刺さっている場合であり、この場合はいかなる方法でもパンクの修理はできませんので、新しくタイヤを購入することになります。
いたずらによる千枚通しなどでパンク被害にあった場合は、大抵このタイヤの側面に穴があけられている事が大半であり、その場合は、4本のタイヤが被害にあっている場合、すべてのタイヤを新品に交換しないといけません。
タイヤがパンクをした場合、修理できるのは地面に接地している縦側の部分のみの小さな穴であり、それ以外のタイヤの側面側のパンクについては、修理ができないと覚えておくと大変便利になるかと思います。