車を購入して10年以上に渡って大切にして乗っていると、新車の時にはありえないようなトラブルが発生しますので、その際には専門業者に依頼をするしかなく、個人ではどうにもならない症状としてボルトの固着の症状が結構頻繁に発生します。
新車の時にはまず、ボルトが固着して困ってしまうことはないのですが、購入から10年、15年と時間が経過していくうちに、必ず熱がこもりやすい場所のボルトが固着してしまい、どのような症状になるのかと言えば、取り外すことが出来なくなるのです。
簡単に言えば、ボルトとナット、ボルトで止めている金属などがアロンアルファでくっついたような状態になってしまい、どうやっても外せない状態になりますから、こうなってしまうとボルトを切断するしか取り外す方法がないので専門業者の対応です。
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ボルトが固着した場合は専門業者に依頼をして切断します。
これまでに車のメンテナンスをする際にボルトが固着していた箇所を上げれば、エキゾーストマニホールドを固定したボルト、触媒を固定したボルト、エンジンルーム内のタワーバーを固定していたボルト、これが固着してしまいそれは苦労したものです。
どれも大変高熱になる車のパーツを固定してるボルトであり、断続的な発熱が車の金属を変えてしまい自然にアロンアルファでくっつけているような状態になってしまっていますので長期間に渡って車を利用するならボルトの固着について知っておきましょう。
発熱は抑えることが出来ませんから、5年単位で減価償却が完了したら車を買い換える人以外は、10年後、10万キロ以上走行をした際には、必ず発生するこのボルトの固着について、それが発生したら専門業者に依頼をして解決すると覚えて下さい。
たかがボルト切断の工賃が5000円から10000円前後は高すぎる?
専門業者と言っても、プロショップの車屋さんでしたら、ボルトを切断する技術や道具を持っているのが普通ですから、工賃5000円から10000円前後を支払えば、普通にボルトの切断をして、新しいボルトを固定してくれますので特に問題はありません。
ボルトの切断の工賃を聞いて、単なるボルトを切断するだけなのに工賃が高すぎる!ともう人もいるかもしれませんが、やってみるとわかりますけど、他の部品を傷つけずに固着したボルトだけを切断するには相当な熟練した技術が必要なので妥当な金額です。
嫌なら自分でボルトの切断をすれば良いだけなのですが、絶対に素人では出来ませんし、固着したボルトをいくら工具を使って、レンチを使って、スパナを使って回そうとしても、プロが外せない固着したボルトを素人が外せる訳もなく選択肢もありません。
切断をするにしても慎重に行いますので、それなりの時間がかかりますから一時間の工賃が8000円に設定されているプロショップであれば、工賃10000円は妥当な請求なので、それよりも綺麗にボルトを切断してくれる技術の方に注目をします。
固着したボルトを切断したら代替えのボルトが必要になることが多い。
プロショップにお願いをして1時間ほどの時間をかけてボルトを切断すると、後は新しいボルトを購入してから、付け替えればよいだろうと思うかもしれませんが、実際にはそんなに簡単には話は進むことなく、ボルトの代替品を探すことになります。
その理由ですけど、固着するようなボルトというのは大抵特注品的な計上をしていることが多いため、メーカーがその車のボルトを既に製造していない廃盤扱いになった頃にボルトが固着し始めることが多くて、新品が購入できない状況になります。
こればかりはどうしようもありませんので、その際にはプロショップに相談をして第かえの似たようなボルトを購入して頂き、それを代わりに付けて固着したボルトの交換修理を行うのですが、ここでもプロの知識と経験がないと後々トラブルになります。
何故なら、適当に似たようなボルトを選んで取り付けると、後々相当面倒なことになることが多くて、切断したボルトの種類や計上、材質などをプロに判断してもらって、適切に交換をしておかないと、結局正しいボルトの固着修理は出来ない事になります。