恐らく普通に車を運転している人なら滅多いないトラブルとして、車の部品の中で一番重要なエンジンが故障してしまい、全くうんともすんともいわなくなってしまう事がありますので、その際にどのような対処方法をしたら良いのかについて書きます。
まず、最初にエンジンがかからなくなった場合、本当にエンジンが故障しているのか、バッテリーが故障してるのか、他の部品が故障しているのかを確認する必要があるのですが、エンジンが故障している場合は結構分かりやすいです。
エンジンが故障してる場合、エンジン自体は掛かる事が多いのですが、ガラガラガラとエンジン内部から異音と振動が発生してしまい、まともにはしれない状態になりますので、この状態なら確実にエンジンがブローしています。
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エンジンが全くかからない場合はバッテリーを疑う。
それとは反対に、エンジンが全くかからない場合、キュルキュルキュルとエンジンのクランクと歯車で結合しているフライホイールが回転する音はするんですけど、それから全く先に進まない場合は、大抵はバッテリーが故障しているか上がっている状態です。
その為、その場合はソニー損保やJAF等のロードレスキューを呼び、一度バッテリーをテスターで測って頂いて確認しながらバッテリーが破損なのか、単なる電力不足なのかで今後の対応が変わりますので、後はその場でブースター始動をすれば大抵はエンジンが稼働します。
バッテリーを交換する必要があれば、とりあえずそのままエンジンを切らずに駐車場まで戻れば良いですし、バッテリーの充電量が減っているだけなら、数時間程度、車でその辺を走行していると後は勝手にバッテリーに充電がされていきます。
エンジン本体が故障している場合は専門工場に依頼をします。
車のエンジン本体が故障している場合、まずは自走は出来ませんので、ローダーと呼ばれる車を積み込むトラックのような大型車の手配が必要になるため、そのローダーを所有している自動車整備工場に連絡を入れるかディーラーに連絡を入れます。
ここでの注意点は、エンジンが故障した場合の対策は2つしかなくて、一つ目はエンジンを載せ替える修理方法、もう一つは今のエンジンをオーバーホールして、壊れているエンジン部品を交換しながら修理する方法になります。
ディーラーで修理をする場合は、大抵はエンジンの載せ替えになりますので、大して車に居味がない人はそれでも良いのでしょうけど、車にこだわりがあり、いわゆるアタリエンジンを搭載している車であれば、大抵オーバーホールの修理を選択します。
ですから、エンジンが壊れた場合、どのような修理方法が良いのかによって持ち込む場所が変わってきますので、わからないことがあれば、車に詳しい人に相談をするのが1番なのですが、エンジンに詳しい専門工場の方が個人的にはオススメですね。
中古エンジンへの載せ替えは当たりハズレが多いので要注意。
エンジン載せ替えの場合は、中古エンジンなら安いのですが、当たりハズレが大変大きいため、乗せてみたら不具合が発生することもありますし、新品のエンジンは価格が高いので、このあたりは博打的な要素が関わることもありますので要注意です。
中古のエンジン載せ替えの場合は、最も安い価格で修理ができるのがポイントです。
また、エンジンを交換する場合、エンジンを下ろす工賃だけでも安くはありませんから、その際にクラッチやフライホイールも併せて交換するのであれば、かなりお得に交換工賃を節約することが出来ます。
エンジンが故障した際の修理代について。
エンジンが故障した場合、他の修理をするよりもかなりの高額な費用が発生するケースが大変多いですから、その予算を確保できない人であれば、車を廃車にする選択肢もありますので、どうするかについては、修理工場と相談をすることになります。
エンジン載せ替えの場合、フェラーリ430やポルシェ911GT3などは別として、普通の国産のエンジンでしたら、車種やグレード修理工場によって相場は異なるとは言え、中古で工賃込みで30万円くらい、新品で80万円くらいになる感じでしょうか?
これがエンジンオーバーホールになると、何処までやるのかによって青天井になってしまいますし、エンジン交換とは違って、壊れている部品の診断等を行うことになるため、それによりかなりの価格差が出てきます。
ここではかけませんが、エンジンオーバーホールの場合で、チューニングやNC加工やクランク、コンロッドなどのバランス取り、誤差の修正、エンジン内部のコーティング等を本格的にする場合は、都合により100万円を超えるような状態になることもあります。