NA自然吸気とターボの違い|NAは超高回転エンジン

車を見ていると、よくあるのがNA(自然吸気)とターボと呼ばれている表記の違いであり、この2つは大抵の車でどちらかが採用されているため、車のカタログやスペック表などを見ていると必ずどちらかが明記されています。

例外的に、スーパーチャージャーと呼ばれているものもあるのですが、現在は殆ど一般的ではありませんので、普通の人は考えなくてよく、NAとターボのみを知っておけば特に困ることもありませんので、是非憶えておいて欲しい内容になります。

 

 

目次

NAとターボは何が違うのか?

 

このNAとターボの根本的な違いについては、エンジンの仕組みそのものになりますので、後で、NAをターボに変更するとか、ターボをNAに変更したいと思っても、容易にそれが出来ない事が多く、無理にやろうとするとかなりの費用がかかります。

また、通常においてはNAをターボに、ターボをNAに変更するとフルコンなどのECUの変更やエンジン周りの大幅な変更などをしないといけないことが多く、余程それをしたい人以外はお勧めできませんので、後で簡単に変更が出来ないと憶えておいて下さい。

フルコンとかECUというのは、車のCPUと呼ばれている部分の話になりますので、普通はそれを変更する必要はないのですが、大きくエンジンの特性や仕様が変更された場合は、このCPU周辺もごっそり変更しないといけなくなると言った話です。

 

 

ターボ車には必ずNA車にはないタービンがエンジンに付いています。

 

NA(自然吸気)というのは、その名の通り、アクセルを踏んだらエンジンが回るという仕組みのエンジンの事であり、パワーを出す場合は、どれだけエンジンを高回転で回すかになりますので、高回転型のエンジンになることが多いといえます。

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一方、ターボというのはエンジンを回す際に過給器(タービン)と呼ばれるデンデン虫のようなパーツを使って、対象に空気を送り込み、それで低い回転数でもパワーを出せるような仕組みになっているエンジンのことで、パワーを出す場合は、エンジンを高回転で回すのではなくて、過給器に大量に空気を送り込むことになります。

 

 

NAはターボよりも全体的にコストが掛かることほとんどです。

 

このNAとターボというのは全く用途が違っていて、パワーと速度を出そうとすると、高回転領域まで回さないといけないNAの場合、過給器を使って低回転でもパワーが出るターボと同じパワーの車にした場合、どうしても価格が高くなることがあります。

エンジンの性能のみでパワーやトルクが決まってしまうNAで280馬力を出そうとするとホンダのNSXのように車両価格が1000万円くらいになってしまうのですが、マツダのRX7やスバルインプレッサのようにターボで280馬力にするのであれば、車両価格は300万円前後収まることが殆どになります。

大衆車のように馬力が必要ないのであれば、NAでもそれ程価格が高くならないので十分ですが、スポーツカーのようにパワーを出そうとした場合、NAの車は同じ馬力のターボ車よりも必ず車両価格が高額になります。

後は、NAの場合、過給器のような余計なパーツがエンジンに付いていませんので、アクセルを踏むとレスポンスもリニアに返ってくるのですが、ターボの場合はレスポンスが落ちてしまいます。

最近では、NAに近いレスポンスを誇るターボ車も発売されていますが、やはり同じスペックのNAの車と比較するとレスポンスは落ちてしまいます。

フェラーリ等の高額なスポーツカーは大抵がNAであり、ポルシェが販売しているポルシェ911ターボや911GT2はターボを搭載して500馬力近いパワーを引き出せるようになっています。


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