免許取得後に車を購入してから運転をしていると、色々と不満が出てくることがあるんですけど、その中でも運転中にブレーキを踏んでも止まりにくいとか、もう少しブレーキの性能が高くなれば安定感が出るのにな・・・と感じることもあるかと思います。
自分が購入した車しか運転しない人はあまり気が付かないことが多いんですけど、一度でも他人の車を運転した場合、その車のブレーキ性能が良ければ、ブレーキを踏んだ際の制動力が全然違ってきますので、自分の車のブレーキ性能の悪さを知ることになります。
別に、買い物や街乗りをしているのでしたらそれでも問題はないのかもしれませんが、高速道路の運転をしている場合や、もしもの時の急ブレーキを踏んだ際のブレーキの性能は少しでも良いほうが良くて、速度を出して止まらない車ほど怖い車もありません。
車のブレーキ性能を高くする方法は実はとても簡単。
このブレーキの性能を高くする方法については実はとても簡単であり、ブレーキパッドを社外品に交換するだけで車の制動力が高くなりますので、車検の際にでもよいですから、ブレーキパッドを性能が良いパーツに交換をすればそれだけで性能が向上します。
ただし、ブレーキパッドについては、価格が高い性能が良いパーツに交換すれば良いと言った訳ではなくて、適切なブレーキパッドに交換しないと余計に車が止まらなくなることもありますので、利用目的に合わせて車のブレーキパットを選ぶことになります。
車のブレーキパットと言うのは、ブレーキペダルを踏んで、ブレーキパッドでブレーキローターを挟んで車の速度を抑えるような仕組みになっていますので、重さ1トンを超える車が走っている訳ですから、その際に発生する摩擦熱の温度は大変高いものになります。
ブレーキパッドはブレーキローターとの摩擦熱温度で適正が決まる。
このブレーキパッドとブレーキローターの間に発生する摩擦熱については、車がその時に出している速度、車の質量に依存しますので、早い話が相当な速度を出して急ブレーキを踏む等を繰り返しているとブレーキローターの温度は極限まで高まります。
その際に発生する温度に合わせて、ブレーキパッドと言うのは最高性能を発揮できるように設計されていますので、価格が高いブレーキパッドに交換した場合は大抵がサーキット走行をしている際に最適な温度に設定されていることが良くあります。
その為、公道を運転することがメインの人であれば、サーキット走行時に最適な制動力を発揮するブレーキパッドの場合、そこまでブレーキローターの温度が高くならないこともありますので、あまり交換する意味がない感じになります。
自分の車に適切な社外品ブレーキパッドの簡単な見分け方。
ブレーキパッドには色々と種類があり、価格が高いパーツだから全てに最適ではない理由もあるわけなんですけど、だったらどうやって適切なブレーキパッドを見分ければよいのかと言えば、ブレーキパッドに含まれている素材で見分けると簡単です。
サーキット走行がメインであり、常に高速運転から急ブレーキを踏み、高い制動力を求める場合は、チタンが素材として配合されているブレーキパッドを選ぶと良くて、峠等でドライブを楽しむような人であれば、カーボンメタルが素材になっているブレーキパッドを選ぶと大抵は希望通りの性能を発揮できます。
純正のブレーキパッドには普通の国産車の場合は、チタンが配合されていたり、カーボンメタルが配合されていたりすることはありませんので、それらの素材を使ったブレーキパッドに交換をすれば、それだけで車の制動力が全然変わってくるのです。
純正ブレーキパッドの性能が悪い理由と高性能な社外品のデメリット。
車を購入して元々装備されている純正品のブレーキ性能があまり良くない理由は、そもそも法定速度で運転をしている車の制動力が出せれば良いこともあるんですけど、一番の要因は耐久性であり、ブレーキ性能が高くなるとそれに合わせて耐久性が極端に悪くなる傾向があります。
実際に純正のブレーキパッドから、社外品のチタン配合品、カーボンメタル配合品に何度も交換をしたことがあるんですけど、とにかくアルミホイールがブレーキダストで頻繁に汚れることになるので、その掃除が本当に大変でした。
今では、車を殆ど使わなくなっていますので、ブレーキパッドは純正品に戻していますが、社外品の高性能なパーツに交換をすると、確かに制動力は高くなるですけど、その分ブレーキパッドからでるダストや寿命は短くなると憶えておくと便利です。
