フレームが歪む交通事故でも元通りに修理しておく理由

通常、交通事故に巻き込まれてしまい、車の骨格であるフレームが歪んでしまった場合は、殆どの人が車をそのまま廃車にしてしまう事が多くて、フレームが歪んだ車は修理をしても真っ直ぐ走らないのと修理代が高すぎるので修理をしない人が多いのです。

車両保険に入っていて、それなりの新車であるとか車両保険の金額が高いクルマであれは、車両保険を使えばフレームが歪むような交通事故であっても保険金で修理ができることが多いんですが、殆どの場合でフレームが歪む事故では修理代が高くなります。

その為、車両保険に加入していない人は、そのまま事故車として廃車にする事になりますし、車両保険に加入していても保険金額が200万円以下の人でしたら、廃車にして新しく車を購入したほうが良いくらいの、かなりの大掛かりな板金修理になります。

交通事故の程度やフレームの歪み具合にもよりますけど、フレームが歪むような交通事故をしてしまった車の修理代は相当高額になることが多いですから、NSX-R等の希少で高額なスポーツカー以外は、中古車で代わりの車を探す人が多い感じですね。

 

 

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フレームが歪んでしまう大事故でも完璧に修理できる板金業者。

 

それで、いつも私がお世話になっているプロショップと神業のような板金技術を持っている板金業者の社長さんに確認してみたんですけど、フレームが歪むような大事故をした車であっても、板金技術と修理技術で元通りにすることは可能であるとのことです。

例えば、フロントのフレームが大きく歪むような交通事故をした場合、フロントのフレームをごっそり新品と取り替える大規模な修理を行い、ボディ以外を全てバラすドンガラ状態にしてから、キッチリと治しつつ焼付け塗装を完璧に行うような感じです。

普通は、ここまでの大きな事故をした場合、あまりに修理代金が高額になってしまいますので、殆どの場合でそのまま廃車にする人が多いんですが、先程のNSX-R等の場合は、現在は相当な希少性で価格が高騰していることもあり、修理する人がいるらしい。

修理金額についてはケース・バイ・ケースになるため、個別の事情になるとは言え、確実に修理代金は100万円を超えるような状態ですから、後は上限までの修理代金を払える人でないと、普通はそこまでの修理はしないそうですけど、完璧に治ります。

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希少性が高いクルマであれば徹底的に直しておくべき?

 

ホンダのNSXの場合は、確かリフレッシュと言って、ホンダがメーカーの保証をつけた大規模なリフレッシュサービスを行っていますので、今後も純正部品がなくなることはないのかもしれませんが、問題は既に部品が存在しない古い車の場合ですね。

フレーム修理のボディについては他の純正部品とは違って滅多に出るものではないでしょうし私はそちらの在庫の扱いについてはよく知らないのですが、純正部品の場合は、平成元年前後に発売された車の場合、殆どが既に廃盤になっているのが現状です。

その為、NSXのようにホンダのようなメーカーがリフレッシュ修理を保証しているような車種以外は、交通事故を起こしてフレーム修理をしようと思っても交換するフレームの部品がないとかってことになってしまわない訳でもありません。

 

 

思い入れがあり今後も乗り続ける車なら完璧に修理してきます。

 

希少性が高い車とか思い入れがある車の場合、フレームが歪むような事故をしても何とかその後も乗っていくのであれば、そのままの状態で修理をせずにまっすぐ走らない状態で乗るのではなくて、思い切ってお金をかけて完璧な修理をしておくべきですね。

余談ですけど、達人のような腕を持っている板金業者が事故車の修理をした場合、プロの査定士が査定をしても修復歴があることが全くわからない状態になりますので、そこまで修理ができているのであれば、フレームが歪む事故など気にならないはずです。

事故車を無事故車として販売する行為は問題がありますけど、そこまでの修理をするオーナーの場合は、そもそも車を売却することなど全く考えていませんし、売却するために完璧な修理をすると相当な赤字になりますので、あくまで自分の為の修理です。

ただし、あまりにお金がかかるので売却をしたい場合は、一括査定を利用してから、複数の業者に見積もりをすれば、買取金額がつくかもしれませんので、そちらで売却をすることを検討するのは十分ありですね。


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