初心者マークが貼れない車の板金修理の費用が高くなる理由

昭和末期から平成初期の頃であれば、初心者マークが貼れない車といえばホンダから発売されていたスポーツカーのNSXが代表的な車だったんですが、最近ではプリウスや軽自動車も初心者マークがボディーに貼れなくなっている車種も増えてきています。

初心者マークが車のボディーに貼れない理由は簡単で、通常は車のボディに貼り付ける初心者マークは吹っ飛んでいかないように防水加工でマグネット式の初心者マークが殆どなんですけど、それが貼れない時点で磁石がくっつかないアルミボディだからです。

高額なマクラーレンやフェラーリ等のスポーツカーではアルミよりも高価なカーボンファイバーが利用されていることも多くて、カーボンファイバーの車は初心者マークは先ずくっつきませんが、普通の人が購入できる価格帯ではないのでほぼ無問題です。

 

 

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初心者マークが貼れない車の板金修理の費用が高くなる理由。

 

それで、初心者マークが貼れない車を購入した後にぶつけてしまうと、修理代金が高額になるケースが多いんですが、その理由もとても簡単であり、初心者マークがくっつかない車の場合は、車のぶつけた箇所を修理する際に部品ごと交換するからです。

一般的な鉄のボディの車の場合は、車をブツケた場合は板金修理と言って、その部分の凹みをきれいに直してパテ埋めなどをしてからボディと同じ色で丁寧に塗装を行い修理が完了するのですが、初心者マークがつかない車の場合は新品部品に交換します。

アルミやカーボンファイバー素材を使った車になると、板金修理が出来ませんので、鉄のボディの車のように板金工場で叩き出しや成型等を行うことが出来ない都合上、その部分を全て新品に交換して色を塗る作業をするので、費用が高くなる仕組みです。

 

 

初心者マークが貼れない車を板金修理で直せない理由とは?

 

車の修理をする場合、板金修理が基本なんですけど、初心者マークが貼れない車でボディーにアルミ素材を使っている場合は、叩き出しでの板金修理が出来ないことや、無理やり修理をした場合は、何かのショックでその部分が捲れてしまい凶器になります。

その場しのぎで見た目だけの修理で良いのであれば、アルミのボディの車の板金修理も出来ないわけではないのですが、長期的な品質や将来的に修理をした箇所が捲れてしまって凶器になり重大な事故につながる恐れがあるので絶対にしないとのことです。

板金修理で既存の車の凹みや傷を治すよりも、新品の部品に交換するほうが費用が高くなるのは当然ですから、初心者マークが貼れない車を購入する際には、交通事故に注意をして普段から安全運転を心がけるようにしておかないと自己の度にお金が必要です。

 

 

カーボンファイバーの車は問答無用で新品に全て交換です。

 

軽量で強度が強いカーボンファイバー素材は航空機や高級スポーツカーで使用されることも多くて、フェラーリやポルシェなどの車でも一部では積極的に採用されているんですが、カーボンファイバーの性質上、交通事故で破損したパーツは全て新品交換です。

カーボンファイバーは最初から板金修理で修理する概念すらない素材で、鉄やアルミなどの金属とも全く異なる素材になりますし、価格帯が高額な1000万円以上のスポーツカーに用いられていることもありますので、何かあれば全て新品交換が基本です。

その為、カーボンファイバーの車をブツケた場合は、修理代金が相当高額になることが殆どであり、フェラーリ等ではバンパーの交換だけでも部品代だけで数百万円以上することもありますし、チリ合わせが大変で修理代金等も比例して高額になる傾向です。

初心者の方は、車を購入してから暫くの間は事故を起こしやすいので、運転が慣れるまでは安い中古の車を購入して練習をしておくか、ブツケた時は修理代金が高額になることを理解した上で、一般車両保険に必ず加入すること前提で購入を検討しましょう。


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