車の全塗装をする場合においては、見える部分のみを全塗装した際の料金が大凡で50万円からになるのですが、本格的な全塗装をした場合はその2倍の100万円以上の予算が必要になりますので完全に見えない部分も塗り替える場合はお金が必要になります。
一般的な全塗装の場合、元の車の色が赤色であれば、それから白色に全塗装をすると見た目は綺麗な白い車になるのですが、ボンネットを開けるとその中は赤色のままになりますので、それが気になる人であればドンガラにする全塗装をする必要があります。
ドンガラというのは、車に取り付けられているエンジンや内装などの取り外しが大変面倒で手間隙がかかるパーツを全て取り外してしまい、本当のボディーだけの状態にしてから全塗装を行う方法のことであり、費用は高くなりますが仕上がりは大変良いです。
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完全な車の全塗装をするなら予算100万円の見積もりが必要。
ドンガラにして完璧な全塗装を行う場合、予算は100万円以上のお金が必要になりますので、既に普通の中古車が余裕で購入できてしまうくらいの金額を車の塗装飲みに使うことになるわけですから、本気で車の色を塗り替えたい人が行う全塗装の方法です。
この全塗装の方法が何故費用が極端に高くなるかといえば、車を完全にバラバラにしてしまわないと塗装が出来ないからであり、エンジンから内装から全ての部品を取り外して、全塗装が終わると取り付けると言ったかなり手間のかかる作業が必要になります。
その代わり、ドンガラにする全塗装は仕上がりが最も良いのが特徴であり、古い車でも見た目は新車以上の状態に蘇りますから、特に古い車をレストアする際にはドンガラにする全塗装がよく行われていて、知り合いは180万円の費用をかけて全塗装しました。
ドンガラにする全塗装をする場合はボディの補強や修正も行います。
ドンガラにしないと出来ない作業や修理等が存在していて、そこで行うのがボディの補強であったり、ボディの歪みを修正したりする修理であり、車を全てバラバラにすることにより分からなかった不具合や修理箇所が出てくる場合も多く費用が高くなります。
私の友人はマツダのスポーツカーRX7の全塗装をする際に180万円位の費用をかけて塗装を行っておりもはやこの金額になると新車が購入できてしまうくらいのお金を塗装だけに使っている状態ですから、本当にその車が好きな人以外は手を出せない領域です。
友人はドンガラにした際にボディ補強や歪みの修正などを徹底的に行なっており、細かなボディの傷や凹みも全て板金修理してから全塗装をしていますので、費用が180万円に膨れ上がりましたけど、この全塗装をする際には最低が100万円以上になります。
売却をする予定がない古い車であればドンガラ全塗装が大変有効。
比較的新しいクルマであれば、通常は余程の理由がない限りドンガラ全塗装をするよりも、一括査定で車を高く売却してから、新しく自分が好きな色の車に買い替えたほうがどう考えてもオトクなので、基本的には古い車の塗装と言えば、ドンガラ全塗装です。
もう売却する予定が全く無く、末永く所有していく予定であれば、20年落ち、30年落ちになると流石に塗装が傷んできてきて、特に赤色の車は塗装がボロボロになっていることが多いんですが、そういった車をリフレッシュする際に全塗装は大変有効です。
ドンガラにして全塗装をする際のメリットは、完全に綺麗な状態で自分の好きな色に変更できるということであり、車内やボンネットの中、トランクの中もボディと同じ色で異なる色に変更できる訳ですから、古い車であるほど検討する価値は十分あります。
比較的新しい5年落ち以内の車を所有していて、全塗装で色を変更したい場合、余程のアタリエンジンを搭載している車以外は、カーセンサー等の一括査定を利用して買取査定を行い、その金額が高ければ売却をして新しく買い直したほうがお得になります。