アメ車が日本で売れない理由は軽自動車を見れば分かる話

最近、アメリカ大統領のトランプさんが日本でアメリカの自動車メーカーが販売している車、所謂アメ車が売れないのは日本が悪いって主張をしているようですが、正直言って日本国内でアメ車が売れる要素はありませんので、見当違いの主張だと思われます。

そもそも、日本ではトヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スズキ、ダイハツ等の世界的にも有名で多くのシェアを誇っている自動車メーカーがありますので、これらのメーカーが発売している車を見れば、日本国内で最適な車がかならず見つかる環境になってます。

それに引き換え、アメ車は日本国内の狭い道路事情、狭い駐車場事情を意識した設計になっている車は少ないので、アメ車が好きなファンの人は別ですけど、単に移動をする手段としての車が欲しい人にとっては、アメ車を選ぶ理由そのものが存在しません。

日本で最も売れている車はなにか？、この場合は車というよりも軽自動車全体と言ったほうが良いのかもしれませんが、日本の狭い道路事情、特に地方の場合は道路が整備されておらず離合しないと車が走行できないような道路も多いので軽自動車が人気です。

その為、普通車を買うなら軽自動車って人が多いですから、国産のトヨタの普通車よりもスズキやダイハツの軽自動車が良いって人の思考を見れば分かりますけど、アメ車を購入する理由自体が全く存在しないため、移動手段の車が欲しい人の興味は皆無です。

アメ車も日本の軽自動車くらいの大きさで、燃費がよく、壊れにくく、メンテナンスも容易であり、デザインに優れた車両があれば、バカ売れするのかもしれませんが、残念ながらアメ車を買うくらいならトヨタのプリウスやアクアを購入する人ばかりです。

トヨタが発売していて、世界規模で圧倒的な人気を誇っている車にランドクルーザー200があるんですけど、性能が良くて頑丈で交通事故にも強く、デザインも良くてメンテナンスも容易なのに、そのあまりの車体の大きさから購入できない人も沢山います。

車幅が200cmあり、重さも2トン以上あるランドクルーザー200は日本の狭い道路事情では移動できないような場所もありますので、ランドクルーザー200が欲しくても取り回しの難しさからプラドを購入している友人もいるくらいなので、アメ車は難しい。

アメ車を買うなら、ランドクルーザー200を購入するって感覚が普通の日本人ですから、大きくて頑丈な車を購入する際にこれも特定のアメ車に拘っている人以外、先ず実用性を車に求めた場合、トヨタのランドクルーザー200がバカ売れするのが現状です。

車体が大きくて、大排気量で燃費が悪い外車の中でも、フェラーリとかポルシェ、ランボルギーニ等は日本でもそれなりの支持を得ていて、あまりに高額なので誰でも購入できる車ではありませんが、資金的に余裕がある人でしたら大抵この車を購入します。

ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニが日本で富裕層に支持されていて、アメ車が支持されない理由も簡単で、ポルシェは若干意味合いが異なりますが、単に資産として所有できるフェラーリの場合、売却時にも高く売れますから法人名義で購入します。

アメ車もポルシェとかフェラーリ、ランボルギーニに匹敵するブランド力を持っている自動車メーカーがあり、それなりの車種が発売されるとか、日本の軽自動車以上の低価格で高性能コンパクトカーを発売しない限り、アメ車を日本で売るのは難しいです。

特定のアメ車が大好きで、私の友人でも大きなアメ車を購入している社長さんがいますけど、そういった人はあまり多くなく、外車を買うならドイツ車、イタリア車って人のほうが圧倒的に多いですし、ベンツやBMWみたいな車がアメ車に出るとよいですね。

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