ヒール・アンド・トゥを初心者が運転する為の練習方法

運転免許を取得した初心者の方で、イニシャルDのように車で公道レースを行う漫画にハマっている人でしたら、漫画の中で頻繁に出てくる四輪ドリフト(慣性)やヒール・アンド・トゥを自分でもやってみたいと考える人がいてもおかしくありません。

実際に、公道でイニシャルDに出てくるような運転をすると完全に道路交通法違反ですし、ミスファイアリングシステム等の車で公道を走行していれば、確実に警察に摘発されますので、あくまで漫画の中のフィクションだと思って見た方が無難です。

ついでに言えば、公道で慣性ドリフトをして運転をしていると、道路にタイヤ痕を付けた器物損壊や車線をはみ出して危険運転をしているなどで、徹底的に警察に取り調べを受けることになりかねませんので、サーキットの中だけでああいう運転はしましょう。

通常、四輪ドリフトが一般道路で必要になることは、交通事故の際の緊急回避公道くらいしかありませんし、それは素人では絶対にできないレベルの運転になりますし、センターラインを超えて運転をしている時点で完全な道路交通法違反です。

 

 

目次

ヒール・アンド・トゥは頭文字Dの中で現実でも役に立つ運転技術。

 

漫画、イニシャルDのなかで頻繁に出てくる車の運転方法の中に、ヒール・アンド・トゥと呼ばれている、左足でクラッチペダルを操作して、同時に右足でブレーキペダルとアクセルペダルを踏み、一気にシフトチェンジをする運転方法があります。

このヒール・アンド・トゥというのは、別に四輪ドリフトをしなくても、日常的な一般道路の運転でもかなり役に立ちますし、ギアを下げて交差点などを曲がることになりますので、車も安定するため、イニシャルDの中で唯一実用的な話になりますね。

このヒール・アンド・トゥを覚えておいて損はありませんし、私も日常的に使っていますけど、ギアを4速から一気に2速まで落とすことも容易ですから、減速の際に役に立ちますので、興味がある初心者の方でしたら是非憶えておいて欲しい運転方法です。

当然ですが、ヒール・アンド・トゥはミッションがMTの車専用の運転方法であり、AT、いわゆるオートマの場合はヒール・アンド・トゥを使ってシフトチェンジをすることもありませんし、そもそもクラッチペダルもありませんからね。

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初心者がヒール・アンド・トゥを覚えるにはどうすればいいの?

 

自動車教習所を卒業したばかりの初心者の場合、正直言ってイニシャルDの藤原拓海のように中学生の頃から車の運転をしているような人でなければ、通常は容易には出来ない運転方法になりますし、それ以前にシフトチェンジすら四苦八苦しているはずです。

ですから、いきなりヒール・アンド・トゥをするのではなくて、最初は回転数を合わせてシフトチェンジをする練習から始めていき、シフトチェンジの際に、ギアがガリガリと異音を出したり、車がガタンと大きなショック振動をしないような練習から始めます。

結局のところ、ヒール・アンド・トゥというのは、ブレーキを踏んで減速をしながら、アクセルペダルを踏んで回転数を合わせて、一気にシフトチェンジをするだけのことですから、それを一つづつやっていけば良いだけの話になります。

練習方法としては、交差点やカーブに差し掛かったら、最初にブレーキを踏んで減速行い、その後に右足でアクセルペダルを踏み回転数を上げてギアを一段さげて、それが終わればもう一回アクセルペダルを踏みギアをさらにもう一段下げる事を繰り返します。

 

 

ヒール・アンド・トゥも結局は複数の動作を高速でしているだけ。

 

4速で運転していると、ブレーキを踏んでから3速に落として、更に2速に落としながら交差点やカーブを曲がっていく状態になりますので、ヒール・アンド・トゥでシフトダウンをしたのと全く同じ状態で車の運転をすることになります。

ヒール・アンド・トゥはこの動作を高速で行っているだけですから、別に特別な運転をしているわけではなくて、単純に短時間で複数の動作を終わらせているだけの話になりますので、最初はこの方法で何度も時間をかけて練習をしていきます。

やるべきことは、何度も反復的にこの運転を練習するだけですが、人によっては慣れてくるまでにかなりの時間がかかる場合もありますので、交通事故にだけは注意をしながら、地道にシフトチェンジと回転数合わせの運転を練習していきましょう。

これが安定して出来るようになると、後はもう、説明がなくてもヒール・アンド・トゥを普通にできるようになっていますので、特別な練習などは必要ありませんが、くれぐれも安全運転を行い、一般道路で無謀な運転はしないように注意して下さい。


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