自動車教習所を卒業してから運転免許を取得した初心者の時に一番不安で困るのが、車庫入れであり、車庫入れはバックをしながら運転をしないといけない事が殆どですから、車両感覚もなく車の運転に慣れていない人はバックの車庫入れは鬼門になります。
バックでの車庫入れが難しいなら前方から駐車場に突っ込めばよいではないか?と思うかもしれませんけど、前方から駐車場に車を突っ込んだ場合、出す時には当然バックで出さないといけなくなりますので、余計に運転が難しくなるなどは普通にあります。
この免許取りたての初心者の時に誰もが感じている、バックの車庫入れの恐怖感や難しさを改善する方法は運転の練習をひたすらするしかなくて、その中でバックで後方に向かって車を思い通りに運転する技術を身につけるしかないのが現状ですが・・・。
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初心者の車庫入れが最も簡単な車はオープン状態のロードスター。
実際に免許取りたての初心者の時にいろいろな車を運転しましたが、一番車庫入れが簡単で練習になったのはオープン状態にしたマツダのロードスターであり、オープンにしていると当然後方視界はとても良いのであらゆる場所で車庫入れがやりやすいです。
ロードスターの場合、車は小さくでパワーもなくて小回りのも効きますから、運転はし易いんですがボディが丸っこくて車両感覚がない場合は何処にボディーの先端があるのかよく分からないことが多く、幌を閉じた状態だとぶつけやすいのがデメリットです。
総合的な初心者の運転のやりやすさを見れば、断然ジムニーに軍配が上がるんですけど、車庫入れのみに限定した場合は、オープン状態にしたロードスターが運転の練習としては最適でしたので、可能であればロードスターで練習をすると早く向上します。
総合的な扱いやすさのジムニーか車庫入れ最強のロードスターか?
初心者の人に運転の練習を兼ねたおすすめの車はなにか?と聞かれたら、断然ジムニーに軍配があがあることになるでしょうし、ジムニーは縁石や段差などを物ともせずに雨の日も非力な4WDで安定運転できますし、ボディーも小さく視界も大変良いです。
それに引換ロードスターの場合、縁石や段差などに大変弱い車であり、雨が降ったらFRですから初心者の人ならホイルスピンをしたりカーブでリアが流れたりして交通事故の可能性もありますしチューニングで簡単にパワーが出せるので事故率も高いです。
ただし、ロードスターの特徴としてはオープン状態にしたら大変視界が良いこともあり、車庫入れに関して言えば、この車ほど運転がやりやすかった車はありませんから、車庫入れの運転の練習を最優先にするのであれば、ロードスターがお勧めになります。
S2000やボクスターポルシェ等は初心者向けの車ではありません。
ロードスター以外にも、似たようなオープンカーの車としては、ホンダのS2000、トヨタのMRS、ポルシェのボクスター等があるんですけど、これらの車はどれも初心者向けの車ではありませんので、余程のことがない限りは購入しないほうが無難です。
特にS2000、ボクスターポルシェは馬力もトルクもありますし、車体も大きいですから初心者が扱う車としては大変不適格であり、交通事故に遭遇する確率も高いですから、車両保険の保険料もかなり高くなるので、自動車保険の負担も大変大きくなります。
更に車両価格もかなり高額ですから、免許取りたての初心者が購入できる車の限度を超えている状態になりますので、それと合わせて高額な保険料の支払いをしながら運転の練習をしていくのは非現実的なので、価格の安いロードスターがお勧めになります。
初心者の時に、ロードスターをこうにゅうするとができなくても、お近くにロードスターを所有している人がいれば、バックの練習をする際に限定で運転をさせていただければ、次第に運転技術は高くなりますので、積極的に相談してみましょう。