オートマの車に乗っている人にはあまり関係ない話なんですけど、MTの車に乗っている人の場合、その運転の仕方によってクラッチの減り方が全然変わってきますのですが、どのような運転の上手い人でも定期的にクラッチを交換しないといけません。
クラッチ交換のタイミングについては、MTの場合は必ず2年で交換しないといけない目安はなくて、完全に運転をしている人の技術によってクラッチの交換時期が大きく変わってきますから、早い人であれば1週間でクラッチを交換しないといけなくなります。
運転が上手い人であれは5年以上もクラッチを交換しない状態で車を運転することも出来るんですが、運転が下手な人はかなり早い段階でクラッチを交換しないといけなくなりますから、クラッチの交換時期は実際の車で確認をしないと判断ができません。
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クラッチが滑り始めている状態を確認する簡単な方法。
クラッチを交換しないといけないかどうか分からない状態では、クラッチ交換の工賃は結構高い金額に設定されていることや部品代も安くありませんので、簡単には自分では判断できませんし、クラッチに不具合があると運転に困りますので大変深刻です。
クラッチ交換については、何かのついでに気軽に点検が行えるものではなくて、点検をする時点でミッションを下ろしているわけですから、クラッチ交換を交換しなくても点検を行った時点でかなりの費用がかかりますから、気軽に点検すら出来ない訳ですね。
その場合、簡単にクラッチ交換をするかどうか、いわゆるクラッチが滑り始める位にディスクが摩耗しているかどうかを簡単に確認する方法は、サイドブレーキをかけた状態で通常のゼロ発進をすることによりクラッチが寿命なのかどうかが確認出来ます。
安全な場所でサイドブレーキを使って発進をして確認。
クラッチのディスクが摩耗してきてそろそろクラッチが滑り始める状態になると、クラッチペダルの踏み込み位置が変化するって話がありますけど、実際にはそれ程変化することもなくて、普通の人ではその違いが容易に判断できませんから意味がありません。
そんなことをするよりも安全な場所で停車させてサイドブレーキをかけて、普通にローギアーで発進をしてみればクラッチが滑り始めていると簡単にエンストしますので、それによりクラッチが交換時期になっていることを簡単に確認することが出来ます。
実際にプロショップなどでもクラッチを交換したほうが良いかの判断をする際には、この方法でクラッチが滑り始めているのかを確認していますので、自分でやってみてイマイチわかりにくい場合は、一度プロショップに相談に行けばすぐに対応してくれます。
クラッチが滑り始めると車が走行できなくなるの?
クラッチが滑り始めると車が走行できなくなる?と思っている人も多いんですが、通常、そこまでクラッチが摩耗してしまう前に、殆どの場合でクラッチの交換を行うことになりますし、流石に全く走行できなくなる状態であれば整備工場が気が付きます。
競技用の強化メタルクラッチなら運転が下手な人でしたらあっという間にクラッチを摩耗させてしまうこともあるんですが、純正のクラッチの場合は、耐久性が相当高くなっていますので、余程変な運転をしない限りは簡単には走行不可能にはなりません。
純正品のクラッチの場合は、シビアになってクラッチ交換を検討する必要は殆どないのですが、強化品に交換していて運転に自信がない人などは、定期的にクラッチの残量を調べる感じで、クラッチが全ていないかどうかを安全な場所で点検してみましょう。