車を購入して暫く運転していると、どのような車であっても段々飽きてくることになり、次第にもう少しパワーが欲しいとか、もう少しレスポンスを良くしたいとか、エンジン音を心地よくしたいとか、色々と今よりも良い状況にしたい欲求が出てきます。
特に平成初期のスポーツカーはパーツ交換などの改造が行えやすい車種が多く、最近の車種のように殆ど改造ができないような作りになっていないため、今でも一定層の人達から絶大な支持を得ている車も沢山ありますし、この頃は名車も多いです。
そんな感じでいつのも運転に飽きてくると、パーツを交換していくわけですが、今回はクラッチとフライホイールを交換する際に、知り合いから無料で頂いたシングルのメタルクラッチにして30000キロほど走行した感想を書いてみたいと思います。
目次
シングルのメラルクラッチと軽量フライホイールを無料で頂きました。
友人が購入していたシングルのメタルクラッチとフライホイールのセットがあって、かなり軽量化されたパーツであり、フライホイールに至っては重さ3.5キロになっており、普通の車と比較してもかなり軽い部類のフライホイールになります。
販売メーカーは有名なエクセディの結構いいやつです。
大抵、普通の車のフライホイールの重さは6キロ以上はあるでしょうから、それの半分くらいの軽さであり、ついでにシングルのメタルクラッチとセットになっているため、相当なレスポンス向上が見込めるとのことで、友人は購入したらしいのですが・・・。
実際に車に装着をしてみると、運転がしにくいというレベルではなかったようで、それで新品で15万円くらい?はするであろう、このメタルクラッチとフライホイールのセットを速攻で純正に戻してしまって、邪魔なのでいらないか?と声を変えられたのがそもそもの始まりになります。
それまでは、メタルクラッチはとても運転がしにくいイメージしかなくて、しかもシングル羽で3.5キロのフライホイールになると、多分、普通に坂道発進をするだけでもしんどいイメージしかなかったのですが、とりあえずエンジンをおろした際についでに交換することにしました。
クラッチとフライホイールの交換はエンジンOHと同時で工賃無料。
通常、クラッチとフライホイール交換というのは、ミッションを降ろさないといけないため、工賃が割高になることがほとんどなんですけど、エンジンを下ろしているついでにやると当然ミッションもエンジンもおろしているので工賃がかかりません。
整備工場によってはそれでも工賃を取るのかもしれませんが、私がお世話になっている整備工場ではそのような請求はされませんので、まとめて交換をお願いしたほうが工賃もかからず部品代も無料だったので、ついついメタルクラッチを取り付けることになります。
確かこの時の整備としてはエンジンOHの部品代だけでも50万くらいはかかっていた記憶があるのですが、クラッチとフライホイールが最軽量のものになり、それが無料でつけれるのでしたら多分殆どの人がチャレンジしてみるのではないかと予想できます。
友人も奮発してメタルクラッチを買ったのでしょうけど、全く運転が出来なくて手におえないのでノーマルに戻したいわくつきの品物ですから、果たしてどうなることやらですね・・・。
重さ3.5キロのフライホイールのレスポンスは凄まじいので感動。
この時、エンジンのバランス取りやF1のエンジンと同じコーティングをしたり、しちたのでフライホイールとメタルクラッチの効果だけではないのでしょうけど、それまでとは異なる凄まじい吹け上がりであり、全く別の車に乗っているようでした。
流石にフライホイール3.5キロは本当に吹け上がりでありが良いです。
ただ、やはりシングルメタルクラッチ特有の癖はあるようなのですが、特に運転に支障が出ることもなくて、夏場のエアコンを付けている際には若干不安定なエンジンになる事もありますが、特に公道を走行できなくなる不具合はありません。
ただ、ヨドバシアキバの駐車場などように勾配がきつくて、駐車場内で大渋滞をするような場所を運転する際にはちょっと厳しい感じはありますけど、半クラに関しても微妙なペダル操作をすればシングルメタルクラッチでも十分可能です。
シングルメタルクラッチでも半クラ操作可能で30000キロ持ちました。
それから、暫くのこのシングルメタルクラッチの仕様で運転をしていたのですが、やはり坂道の大渋滞の際に、エアコンを付けていると結構厳しくなるものがあり、そろそろ飽きてきたので他のクラッチとフライホイールに交換することになります。
その間の走行距離は30000キロであり、シングルメタルクラッチは10000キロ持たないと言われていますが、街乗りメインで相当過酷な負荷をかけても30000キロは持っていましたし、車からおろして確認してみるとまだ溝があって使える状態でした。
結論から言えば、シングルメタルクラッチは公道走行でも問題はありませんし、半クラッチも相当微妙なペダル操作ができれば問題なく、走行距離も30000キロ走行してもまだ溝が残っているので、一安心と言ったところになります。
ただし、フライホイールには若干焼きがはいっていたのは仕方がありませんね・・・。