車の運転をしていると段々と今の状態に不満を持つことになり、色々なパーツを交換していくことンになる人も多いんですけど、国産のある程度古い平成初期頃に新車登録をされた車でミッションがMTの場合でしたら、エンジンマウントの交換がお勧めです。
エンジンマウントというのは車に載せられているエンジンを車にそのまま固定してしまうと、金属同士が擦れ合うことになり、まともに車として機能しなくなるだけではなくて、色々な問題を引き起こすことになりますので、必ず車についているパーツです。
エンジンマウントは大変劣化しやすい重要パーツの一つ。
そのようなパーツの性質がある為、車のエンジンマウントは通常は振動やショックを吸収するべくゴムで作られていることが普通であり、ゴム製品ですから強烈な熱を発生する車のエンジンの熱と振動に常にさらされている都合上、劣化している事が良くあります。
エンジンマウントの劣化としてはヒビ割れが入っているとか、エンジンマウントが割れているなどの症状があるんですけど、だからと言って車に致命的な問題が発生するわけでもなく、普通に車を利用できるのがまた素晴らしいところでもあります。
恐らく、余り車に関心がない人であればエンジンマウントは見たことがないし、聞いたこともないと感じる人が大半なのでしょうけど、意外にエンジンマウントは重要な部品なので、最近エンジンが暴れるな・・・と思ったら交換をしても良い時期です。
強化エンジンマウントに交換をするのがお勧めの理由。
エンジンの交換自体、相当な距離を走行している車でなければ殆ど必要がないメンテナンスなんですけど、平成初期頃に新車登録がされた車の場合は、エンジンマウントが劣化している事が普通ですから、MTの車であれば強化エンジンマウントに交換するのがお勧めです。
エンジンマウントの交換の場合、エンジンを下ろす必要はありませんので、工賃もそれ程掛かることがありませんし、基本的にはアッセンブリー交換になりますから、交換用のパーツを用意して後は車両整備工場に依頼をすれば1時間程度で終わります。
では、エンジンマウントを強化品に交換して方が良い理由ですが、やってみればすぐに分かるんですけど、エンジンが非常に安定して動作をするようになり、左右に揺れにくくなるため、ミッション操作が安定すると言ったメリットがあります。
これも、古い車でエンジンマウントが割れている様な車の場合はその効果が顕著であり、あからさまにミッションの操作が快適になりますので、MT仕様で平成初期頃の車であれば、エンジンマウントを強化品に交換しておいて損はありません。
強化エンジンマウントに交換した際のデメリットについて。
エンジンマウントのパーツそのものが、エンジンの振動を車本体に伝えない機能がありますので、それを強化ゴムのパーツに交換すると、どうしてもエンジンの振動が車本体に伝わりやすくなると言ったデメリットがあります。
これは、極端な振動が伝わるわけではありませんが、やはり純正品と強化品は結構体感的に違ってくるため、よくあるのがダッシュボード付近からビビり音がするようになったとか、微妙な振動がダッシュボード付近から発生するようになる感じです。
ただ、強化品に交換をしたら絶対にそのようになるわけではなくて、車の個体差によって状態が異なってきますので、発生するかしないかわからない以上、万が一の振動が気になるのでしたら、純正品のエンジンに交換するのがお勧めです。
流石に、純正品のエンジンマウントに交換をして、ダッシュボード付近からビビり音が発生することは殆どないでしょうから、強化品のデメリットである、本体への振動が大きくなる部分をどう判断するかになりますね。
強化エンジンマウントに交換をするとシフトチェンジが大幅に快適になりますので、私個人的にはMTのスポーツカーであるなら交換しておいて損はないと思います。