車のエンジンのオーバーホール費用はどれ位の金額になる?

車は5年落ちや10年落ちになったら動かなくなる訳ではなくて、10年20年単位で普通に動かすことが出来ますので、特に希少な車になると今でも昭和の時代や平成初期の時代の車が沢山走行していて、中古車市場でもかなりの個体が流通しているのが現状です。

車は古くなるとエンジンの調子が悪くなってくることが殆どであり、走行距離が10万キロ、20万キロを超えてきた車を所有している人は大抵がエンジンオーバーホールを検討することになるのですが、このオーバーホール費用は大抵が高額になります。

車の整備の中でも全塗装と同じ位に高額になるのが、エンジンのオーバーホールであり、その費用については10万円とか30万円って話もよく聞かれるようですが、実際にフルオーバーホールをしたらとてもではありませんが30万円では足りない状態です。

 

 

目次

車のエンジンのオーバーホール費用はどれ位の金額になる?

 

車のエンジンオーバーホールについて、あまり詳しくない人ならオーバーホールは常に同じ作業をするってイメージがありますけど、実際にエンジンのオーバーホールをする場合には大きく分けてヘッドのオーバーホールと腰下のオーバーホールがあります。

エンジンヘッドのオーバーホールと言うのは、その名の通りエンジンの上側のカムシャフトやタペット等のパーツが組まれている部分をオーバーホールすることであり、腰下とはその下にあるシリンダーやピストン、コンロッドを含む本格的な整備になります。

その為、ヘッドだけをやるのか腰下も含めたフルオーバーホールをするのかによってかかる費用は全く変わってきますし、単なる清掃やパーツの交換のみでやるのか、それともバランス取りやチタン製のパーツに交換して制度を高くするのかで全然変わります。

 

 

オーバーホールの目的と予算によって変化するのがオーバーホール。

 

車のエンジンのオーバーホールについては、サーキットで走行をしまくって頻繁にブローをさせているような人を除き、恐らくは一生に1回するかどうか?って位の車の大規模なメンテナスになりますので、何を目的でオーバーホールをするのかが重要です。

単純に走行距離が10万キロから20万キロを超えてきたので、そろそろ調子を取り戻すためにエンジンオーバーホールをしたい場合は、ポンプやリングなどの消耗品等を新品に変えてバランス取りをするオーバーホールをすれば良いですので分かりやすいです。

エンジンのオーバーホールが得意なプロショップは相当エンジンに詳しいですから車種を見ればどの部品を交換しないといけないかも事前に判断できますから、最低限度のオーバーホールであれば、部品代を入れても国産車なら50万円以下で対応可能です。

 

 

エンジンオーバーホールの際には性能を高くしたくなる人が多い。

 

車のエンジンは脱着だけでも5万円以上の工賃がかかることが殆どになりますので、それを考えると走行距離が20万キロになってオーバーホールをするついでに、チューニングと呼ばれるエンジン性能を向上させるオーバーホールをしたくなる人が多いです。

実際に私もエンジンオーバーホールをした際には、単なるオーバーホールではなくて徹底したバランス取りや特殊なエンジン内部の塗装を施したり、MC加工等のエンジンの性能を良くする加工なども行うことになり、どんどん予算がかかっていきました。

結局、ヘッドのオーバーホールをするだけなら、20万円も予算があれば大抵の国産車は可能でしょうけど、腰下も含めてフルオーバーホールをする場合は50万円以下の予算を見ておき、それ以上のチューニングを施すならプライスレスになる訳です。

 

 

本格的なチューニングをすると予算が100万円でも全然足りなくなる。

 

プロショップにて極端にエンジン性能を高くした場合やNA(自然吸気エンジン)をターボに変更した場合等、フルコンと呼ばれているECUも必要になりますし、これが30万円位かかりハーネスやセッティング費用も別途必要なので100万円では足りません。

エンジンをどのようにしたいのか?どこまでやるのか?によって、全く予算が変わってくる訳ですから、ネットや雑誌で10万円とか30万円でエンジンオーバーホールができるって記事を読んで真に受けないようにしておき、プロショップに相談をしましょう。

車のエンジンのオーバーホールは売却時には殆ど意味がありませんし、新しく車を購入するくらいの費用がかかる事もありますので、単純に金銭的な問題だけを意識する場合は、カーセンサー等の一括査定で高く売却をして買い替えた方が良い場合もあります。


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