世界的に大変高額なスポーツカーの代表的な車がイタリアのフェラーリが販売している458イタリア、スクーデリア等の赤色のロッソコルサが有名な超高級スポーツカーであり、その価格は新車で3000万円を超えることも珍しくなく、限定車は1億超えます。
その為、フェラーリの場合は、バンパー交換をするだけでもチリ合わせや塗装が大変で部品を発注しても簡単には届かない等の都合もあり、200万円の予算が必要になることもありますし、何をするにしても国産車とは比較にならないお金が必要になります。
しかし、マツダが販売しているロードスターは、実はフェラーリよりもバッテリーの価格が高いことで有名で、国産車にも関わらず平成元年に初代NA6CEが発売されてから、伝統的にバッテリーが高額な車として知られていて、定価は30000円を超えます。
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フェラーリよりも高いマツダ・ロードスターのバッテリーの謎。
現在ではネット通販の普及により、ロードスターのバッテリーを30000円以上出して購入する人は殆どいないと思いますが、平成初期の頃はネット通販などもなく、ロードスターのバッテリーの高さに驚いた人も沢山いましたし、今でも20000円前後はします。
現在の割引されてネットで販売されているロードスターのバッテリーは純正が46A24LSになり、GSユアサの互換品がHJ A24L(S)になるんですけど、どちらも最安のネット通販でも20000円前後であり、これはフェラーリ用のバッテリーと同じ位です。
ロードスターは現在は中古車の相場が値上がりをしていますが、それでもフェラーリの車とは全然価格差があるにも関わらず、バッテリーに関しては下手をすればロードスターの方が高い位であり、その価格に驚く人も多いのですが、この理由は何でしょう?
ロードスターのバッテリーは専用設計で開発されたので高いのです。
平成元年に初代ユーノス・ロードスターが発売された時には、前後の重量配分を50:50に徹底的に拘って設計されてたライトウェイトスポーツカー的な車ですので、どうしても重量が重いバッテリーをGT-Rと同じくトランクに載せる必要がありました。
しかし、トランクは完全に密閉された空間ですので、そのトランクにバッテリーを設置する場合どうしてもバッテリーから発生する水素の問題やバッテリー液が漏れないようにする問題をクリアするために、ロードスター専用の設計にする必要がありました。
ロードスターのバッテリーはロードスター専用ですので、いくら世界一売れたスポーツカーとしてギネス・ブックに掲載されていても、どうしても他のバッテリーよりも製造コストがかかりますし、それ程売れるパーツでもないので割高になってしまうのです。
ロードスターのバッテリーを購入するならネットで20000円前後です。
今後、ロードスターがどれだけ古い車になっても、バッテリーは必ず必要になりますし、元々台数がかなり売れている車ですから、今でも初代ユーノス・ロードスターNAシリーズ、2代目のマツダ・ロードスターNBシリーズに乗っている人は沢山います。
ただ、確かに定価30000円を超えていて、信じられないくらい高いのですが、ロードスターのバッテリーの特徴として普通に使っていると、とても寿命が長いということであり、普通に5年から7年位は交換無しで利用できるので実はそれ程高くはありません。
フェラーリのバッテリーよりも高いという、専用設計で開発されたロードスターのバッテリーですが、現在ではAmazonのネット通販で最安値で購入できますので、予算が20000位あれば普通に変えますし、7年位持つと思えばそれ程高くはないですね。
使い方によっては1年でバッテリーが使えなくなることもありますが、それはロードスターを完全放置してしまった状態でバッテリーを取り外していない場合ですから、オーナーの管理方法に問題があるということなので普通に使えば耐久性は高いです。