最近ではあまり聞かれなくなりましたが、車のパワーアップをする際に、誰でも簡単に車のパワーアップさせる方法として、プラグコードを純正品と交換すると言った手法がありかつては多くの人がまだ使えるであろうプラグコードを交換していたものでした。
特に人気があったのが赤色で有名な永井電子のウルトラシリコーンパワープラグコードであり、価格は一万円以上しますが、平成初期頃の車関係の雑誌には必ずこの赤色のプラグコードがお勧めとて掲載されていて、交換するメリットが沢山書かれていました。
実際にはプラグコードの交換をしてもそれ程車の性能が変わる訳ではありませんので、アタリエンジンをプロショップが限界までバランス取りを行い、それでフルコンを装着してインジェクターも容量が多いパーツに交換しても、殆ど効果は感じられません。
目次
プラグコードを交換したら車がパワーアップするのは本当?
プラグコードを交換するだけで車がパワーアップするって話ですが、正直ってそれ程の効果があるものではなく、確かにプラグコード単体で見た場合は価格が高いプラグコードは抵抗が少なくノイズが発生しにくい構造になっているのですが、だから何?です。
これまでも色々なプラグコードを使って来て試していますけど、一番パワーアップが感じられたのはやはりエンジンのフルチューンを施したオーバーホールであり、全く別物の車になって帰ってきた時には驚いたものですが、プラグコードだけでは無意味です。
フルチューンのエンジンに装着をしていた社外品の価格が高いプラグコードから、一般的な純正品のプラグコードに交換した場合でも、それによる違いを体感できるか?といえば、それは難しいとしか言えませんので、予算が余っていればやれば良いですね。
純正品から社外品にプラグコードだけを交換しても意味がない?
結論から言えばプラグコードをウルトラシリコーンパワープラグコードに交換した場合、全く意味が無いのか?といえばそうではなくて、多少は意味があるのでしょうし、それよりもレース専用品として売られているプラグコードのほうが意味はあります。
ただし、実際問題の話として、プラグコードだけを交換して車の性能の違いを体感するのは大変難しいですし、エキマニやマフラーを交換するのとは意味合いが全然違っていますので、パワーアップ目的でプラグコードだけを交換しても意味はないですね。
かつての車のチューニング雑誌などでは、プラグコードを交換することにより、パワーアップが体感できるとか、純正品は駄目で社外品のプラグコードは最高って感じの飛ばし記事が沢山あったのですが、まあ営利目的の宣伝記事だと思った方が無難です。
性能向上よりも視覚的な自己満足向上の影響力のほうが大きい?
純正のプラグコードの色は大抵は黒色で地味な色をしていることが多くて、コストの問題などもあり派手な赤色やワイヤーなどを組み込んだプラグコードを純正品として採用しているメーカーは見たことがありませんので、見た目が地味なのが純正品です。
それと引き換え、社外品のウルトラシリコーンプラグコードを見ればわかりますが、赤色で如何にも早そうってイメージがありますから、ボンネットを開けてエンジンルームを見た際などの視覚的で自己満足的な効果の向上には大変有用性が高いといえます。
以前は、私も永井電子のウルトラシリコーンパワープラグコードとか、更に高いワイヤーデザインのレース専用品等を使っていた時期もありましたけど、最近では純正より安い純正互換品のプラグコードを使っていますが、全く問題はありませんし安いです。
プラグコードの交換は全く意味がないわけではなくて、少しでも車の性能を向上したい際には有効な手段ですし、精度が高いエンジンになるほど効果も出るわけですが、純正品に変えてもそれ程変化はありませんので、どうするかは殆ど趣味の問題になります。