寒い時に車のエンジンの音がゴゴゴゴと大きくなる理由

雪が降るくらい寒い冬になると、車のエンジンをかけた際にゴゴゴゴと音が大きくなったり、エンジンの振動音が大きくなったりすることがあるので、それを見て車が故障した?と思う人もいるんですけど、これは別に寒くて車が壊れている訳ではありません。

寒い時に車のエンジンを掛けた時の振動やゴゴゴゴという大きな騒音の原因は、気温が低くなり雪が降るくらいの0度以下の温度になると、当然ですが空気も冷たくなりますのでその冷たい空気を吸い込んだエンジンが本来の性能を発揮しているだけなのです。

車は、エンジンが吸い込むインテーク側にはエアフィルターが取り付けられていて、そこから空気を吸うことになるんですけど、その吸い込む空気が冷たいほど車のエンジンは本来のパワーを発揮できるようになっているので、ゴゴゴゴと大きな音を出します。

 

 

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寒い時に車のエンジンの音がゴゴゴゴと大きくなる理由。

 

車のバッテリーは電装系ですから、気温が低くなり寒くなるとどうしてもヘタってしまって寿命が短くなってしまったり、発電パワーが下がってしまいますが、エンジンはガソリンで稼働する燃焼系になるので、特に冷たい空気を大歓迎している訳なのです。

エンジンが冷たい空気を吸うとゴゴゴゴと音が大きくなる、振動が大きくなる、何だかアクセルを踏んだ感じがいつもと違ってパワフルってなるのは、冷たい空気を沢山吸い込める環境が正にそれであり、ニトロでパワーアップをするのと似たような構造です。

ニトロ(NOS)はワイルドスピードって映画でも出てくるのでご存じの方も多いかと思いますが、ボタンを押すと車が凄まじい加速をして走行することになるので、その仕組は一体なんだろう?と思うかもしれませんが、単に冷たい空気を吸わせるだけです。

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寒い日のエンジン始動時にエンジンが暴れるのは大丈夫?

 

気温が低い時に車のエンジンをかけると普段よりも始動時にエンジンが暴れるような状態になることありますので、それを見て驚く人も多いのですが、最初は暴れていても温まってくるとすぐに収まりますから、特別な対応などをする必要性はありません。

また、5年落ち以上の車の場合、エンジンマウントが劣化してしまっていて、寒い時のパワフルなエンジンの始動の際により、エンジンが暴れてしまって今にも爆発をしそうなくらいの雰囲気になることもありますけど、こちらについては部品交換ですね。

エンジンマウントは常にエンジンの振動と発熱にされされており、どうしてもエンジンを利用するごとに劣化していくパーツなので、特に冬場にエンジンが必要以上に始動時に暴れてしまう場合は、エンジンマウントの交換を行うと収まる場合があります。

 

 

気温が低くなる冬こそが車にとって最高のドライブ条件なのです。

 

基本的に、車を運転したり車に搭乗する人からすれば、春や秋等が気候的にも快適なのでドライブ日和になる訳ですが、車そのものは冬こそが最高のドライブ環境を提供している状態なので、積極的に寒い時に車を運転すると本来のポテンシャルが発揮します。

気温が低くなり1度や0度の状態で車のエンジンをかけてドライブをすると、常に冷たい空気をエンジンが吸い込み続けるので、パワーとトルクも体感できるくらいにアップするんですけど、問題はそのような寒い時にはタイヤに優しくない環境が殆どです。

また、大雪などや路面が凍結するとスリップ事故なども多発するので、積極的にドライブを楽しむ人はいませんし、路面が凍結すると速度も出せないので、運転をする場所を選ぶことになりますけし、調子が良くなるのはエンジンだけってのは注意点ですね。

寒い時にはバッテリーは弱り気味になるし、そもそも車内は寒すぎて快適ではないことも多く、何より路面状態が悪すぎてスリップ事故やそれに伴うもらい事故なども多発してしまいますので、運転技術が必要になりますが、自信がある人なら最高なのです。


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