オープンカーを購入すると、そのままの状態で乗り続ける人とスポーツカー特有の運動性能の気持ちよさからスポーツ走行にハマってしまってどんどん車をパワーアップさせていく人に大きく別れる事になるのですが、平成初期までの車は後者が多いようです。
私も実際に経験しているのですけど、スポーツカーの場合、峠道などを運転しているとハンドリング性能やレスポンス性能に優れている事が多く、サスペンションやブレーキ、ミッションやファイナル、最終的にはエンジンをチューニングする事になります。
そうなってくると、今度はボディー剛性も強化したいとか横転した場合の安全性の確保、交通事故の際の安全性の確保のために、ボディーを強化したいとかボディーをフル強化するのは大変お金がかかるので4点式ロールバーを取り付けたい状態になります。
目次
ロールゲージよりも4点式ロールバーの方が日常的に使いやすい。
車のボディーの強化、もしくは安全性の確保のためにロールバーを取り付ける場合、車全体を金属のバーで固定して強化するロールゲージよりも、4点式ロールバーの方が日常的に扱いやすいこともあり、横転時等もそれで十分ですから4点式がお薦めです。
完全にレース用の車としてボディを強化するのであれば、ロールゲージの方が良いのでしょうけど、運転席から後部座席の全体を頑丈なロールゲージで固定した場合、かなり日常生活で支障が出ることになりますので、4点式の方が取扱が便利なのです。
その為、4点式のロールバーを取り付ける人が多いのですが、スチール製の4点式のロールバーがあれば、サーキット等でもオープンで走行することが出来ますし、横転時でも安心感がありますので取り付けるなら重いのですが頑丈なスチール製になります。
4点式ロールバーを取り付ける場合は剛性目的か安全性確保か?
4点式ロールバーを取り付ける場合、剛性をアップさせたいのか、安全性の確保なのかで全く取り付け方が違ってきますので、どちらが目的なのかを明確にしておき、経験豊富や専門店に相談をしてから、取付作業を行わないと、見当違いの状況になります。
その理由としては、4点式ロールバーを正しく取り付けるのは大変難しくて簡単そうに見えるのですが、剛性目的であればボディーに4点式ロールバーを直接溶接しないといけなくなりますので、これを間違いなく正しく取り付けるのは素人では無理なのです。
横転時等の安全性の確保をする場合、4点式ロールバーを取り付けるのであれば素人でも時間をかければボルトで固定するだけなので、相当な時間をかければ取り付けは可能ですが、ボディの穴あけやトランク貫通をさせる作業などはプロじゃないと無理です。
オープンカーに4点式ロールバーを取り付ける際の注意点。
オープンカーに4点式ロールバーを取り付ける注意点としては一度取り付けてしまうとハードトップの取り付けが出来なくなるロールバーも多いので将来的にハードトップを取り付ける予定のある人は間違って対応していないロールバーを買ってはいけません。
また、取り付けは想像以上に大変な重労働になりますし、正しく取り付けないと本来の目的とは見当違いで単なる重たいオモリを取り付ける結果になりかねませんので、ロールバーを取りつける際は最初からプロショップに相談を行い間違いない状態にします。
ボディ剛性アップ目的であれば正確に溶接をして取り付けをしないといけませんので、信頼できるプロショップに取り付けを依頼することや、4点式ロールバーを取り付けると車内がかなり狭くなりますので身長が高い人は運転に支障が出ないかを確認します。
4点式ロールバーを取り付けた際の副産物としては、4点式のシートベルトの取り付けが容易になることが多いので、4点式シートベルトの取り付けに対応したブレースバーがセットになっているか対応しているブレースバーに交換をすると大変便利です。