イニシャルDと並んで車が出てくる漫画で有名なのが湾岸ミッドナイトであり、湾岸ミッドナイトの中で主人公が乗っている車が悪魔のZと呼ばれている、ミッドナイトブルーの色をした、日産のS30Zを湾岸仕様にフルチューンを施したスポーツカーです。
この漫画の中で出て来る悪魔のZは、首都高速湾岸線を最高速度で走行するためのチューニングが施されており、相当なパワーとトルクを持っている本来のS30Zとは比較にならない位のモンスターマシンとも呼べる車に仕上がっているのが特徴的です。
実際に漫画内の悪魔のZを、S30Zの実車を使って、プロショップでフルチューンを施して制作をした人がいたのですが、最終的には悪魔のZを手放すことになってしまい、結局は悪魔のZを実際に再現しても、普通の人では維持ができないことが分かりました。
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800馬力?湾岸ミッドナイトのS30悪魔のZを実際に制作した結果。
S30Zのフルチューンに関わっているし、L型エンジンのチューニングに相当詳しいプロショップの社長さん曰く、S30Zをフルチューンした場合、800馬力の性能を出すことが出来ますし、それ以下の450馬力でも問題はないし、街乗りも可能だそうです。
ただし、メンテナス費用や管理費用、整備費用が半端でなく高額になることや、フルコンのセッティングなども頻繁にリセッティングや調整をしないといけなくなること、パワーを上げるとミッションが消耗品になることなど、相当なコストが掛かるとのこと。
実際にプロショップに依頼をして、悪魔のZの制作をした人も、結構なお金持ちの人だったらしいのですが、あまりの維持費の高さやチューニング費用の高さに負けてしまって、最終的には悪魔のZ仕様にしたS30Zを手放すことになったとのことでした。
アニメに出てくる悪魔のZの制作費や維持費は半端ではない事実。
現時点で、S30Zの中古車を入手しようとした場合、相当なプレミアがついている車になっているので1000万円以上の予算が必要になることが殆どであり、それでも状態が良い中古車が入手できるかどうかについても予測ができないくらいの人気車種です。
通常のS30Zを購入してもその後の維持費や管理費も高額になるので、普通の人では到底維持ができない位の車になるわけですが、このS30Zを悪魔のZのように湾岸最速仕様にした場合は、本当に1000万円単位の費用が必要になり、維持費も桁違いです。
ミッションが消耗品になる?、この時点で普通の人には理解できない世界ですし、エンジンも全開走行をした際には必ずプロショップでのメンテが必要になり、殆どレーシングカーを購入維持している状態になる都合上、本当のお金持ちしか維持出来ません。
これからS30Zの中古車は更に値上がりが予想されるので購入はお勧め。
悪魔のZを実際に制作した人の話を聞いて、同じ車両を制作しようって人は相当儲かった人くらいしかいないのかもしれませんが、悪魔のZはともかく、日産が発売しているフェアレディZの中でもS30Zは最も人気がある車種になっており資産価値も高いです。
また、今後、この車が値下がりをする可能性は大変低くて、30年以上前の中古車でも今でも交換部品が大量に発売されており、アメリカではこのS30Zが大変な人気がある車になっていることから、交換部品や消耗品の入手に困ることも先ずありません。
これから、ある程度落ち着いてお金もたまったので、面白い車がほしいって人であれば日産のS30Zはお勧めできますし古い車ですが資産価値が高く、相場も値上がりする予感しかありませんので、お持ちの車を一旦売却して買い替えても良いかもしれません。
現在お持ちの車を売却してS30Zの購入資金に当てる場合、おすすめになるのが一括査定を使って売却をする方法であり、カーセンサーやズバットなどで複数の買取業者からネットで簡単に見積を行えば、競争原理で高く売ることが出来るのでお薦めですね。