車を購入した人が誰でも加入するであろう任意自動車保険については、その保険内容が複雑に感じる人も多くて、実際にどのような保険内容なのかも分からないまま契約をしている人もいらっしゃるかと思いますが、保険の契約は一度納得するまで、理解するまでよーく見ておいたほうが無難です。
任意自動車保険のオプション契約の中に、なんだか見慣れない個人賠償責任保険とか個人賠償特約とか、そのようなちょっと意味が分かりにくい特約を見ることがあるかと思いますので、この個人賠償責保険について、どのようなものなのかをご説明したいと思います。
個人賠償責任保険とは一体何のこと？
この保険の特約、実は任意自動車保険以外にもアメリカン・エキスプレス等のクレジットカードを所有すると自動的に付与されていることも多くて、案外気が付かない間に複数の個人賠償責任保険に勝手に加入している人も少なくはありません。
また、この保険そのものがどのような保険なのかが分かりにくいとか、知らない人も多いので、実際に保険を使うタイミングに遭遇しても、保険を使うことすらしない人も沢山いるのではないかと思いますので、やはり一度保険の内容を見ておくべきですね。
では、個人賠償責任保険がどのようなものかと言えば、殆どの場合で最大で1億円まで保証する保険になっていて、歩いているときや自転車に乗っている際等、車を運転していない時に遭遇した事故に対する相手方の損害を保証するための保険になっています。
自分が壊したものや怪我をした人に対して支払われる保険。
その為、自分で自分のものを壊したとか、車に乗っていて無保険で相手を跳ね飛ばしたとかには使うことが出来ず、あくまで自分が他人の物を壊した、他人を怪我させた場合等に有効になる保険ですので、それだけを憶えておけば分かりやすいですね。
注意点としては、自分のものや自分が借りているものを壊した場合は保険の対象外になりますので、あくまで他人の物や他人に怪我をさせた場合の賠償を保証してくれる保険であると理解しておいたほうが良いかと思います。
実際、この個人賠償責任保険に加入しても、それを知らない人が圧倒的に多いように、あまり頻繁に使うような保険ではないのでしょうけど、自転車で人をはねてしまった場合とか、山でトレイルランニングをしていて、歩行者と衝突したとか、そのようなケースを想定して加入しておいても損はありません。
ただし、任意自動車保険以外にも自分が知らない間に勝手に加入している可能性がありますので、クレジットカードや各種サービス等、自分が利用していて自動的に個人賠償責任保険が付与されているものが歩かないかを確認しておきましょう。
任意自動車保険に加入したら殆どのケースで契約可能。
クレジットカードの場合は、それなりの年会費の掛かるクレジットカードにしか自動的に付与されていないこの個人賠償責任保険なんですけど、任意自動車保険に加入する場合は、ほぼ確実にこれが自動付与されているか、オプション特約で加入できるようになっているはずです。
ですから、車を降りて自転車で事故を起こすとか、ランニング中に事故を起こしそうな人は、それほど高い保険料ではありませんから、事前に加入しておくのも良いですし、全く興味ないのであれば、特約など全て外してしまったほうがシンプルなので、その方が良い感じですね。
これまで、この個人賠償責任保険には長年加入していますが、間違えてスーパーで物を壊したりしたこともありませんし、歩いていて人とぶつかったこともなく、一度も使用したことがありませんので、個人的にはあまり必要ないのかな？とは思っています。
