最近では新しく発売される国産スポーツカーについては、簡単にパーツの変更ができなくなってしまっているので、殆ど純正の状態で乗り続けるしか無くなってしまい、全く面白くなく、個性がない車ばかりになり、若い人は中古のスポーツカーを買ってます。
国産の中古スポーツカーは年々値上がりをしており、今後も魅力的なスポーツカーが発売される見込みが無いこと、海外のフェラーリやマクラーレン等の高額なスポーツカーについては普通の人では購入できないことから、国産中古車の値上がりはきついです。
そこで、値上がりを続ける平成初期前後に発売された日本の国産スポーツカーの中古をなんとか購入してみると、自分の好きな仕様にカスタマイズできる大変自由度が高いことが分かるんですが、ここで軽量フライホイールの取り付けを検討する人もいます。
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軽量フライホイールに交換した方が良い人と駄目な人。
先ず、純正フライホイールから軽量フライホイールにパーツを交換したらどうなるのか?、これは実際に取り付けてみないと車の仕様や個体差によって効用が変わってきますのでなんとも言えませんが、一般的に言えばエンジンのレスポンスが良くなります。
エンジンが回転しているとき、重たいフライホイールがついているとどうしてもアクセルペダルを踏んだ際に重たい感じがするんですが、軽量化したフライホイールに交換するとアクセルペダルに合わせてよりリニアにエンジンが回転するのが分かります。
ただし、あまりに軽量化したフライホイールを純正エンジンに取り付けても、余り意味がないと言うか、軽量フライホイール自体が高レスポンスのチューニングがされたエンジンの性能を引き出すパーツですから、バランスを選んでパーツを検討していきます。
軽量フライホイールに交換しないほうが良い人。
軽量フライホイールに交換をしないほうが良い人について、軽量フライホイールに交換すると運転が若干難しくなり、重さ3キロ前後の超軽量フライホイールに変更をした場合、坂道発進などのクラッチ操作がよりシビアになりエアコンが効きづらくなります。
流石に3キロ以下のフライホイールについては、私も一般のスポーツカーに取り付けたことはなく、チューニングショップのプロショップの社長もそれは止めたほうが良いって話してましたので、マクラーレンF1等の運転ができる人以外はやめるべきですね。
一般的には重さが8キロ位の純正フライホイールの場合、6.5キロ位の軽量フライホイールに交換をすると、エンジンレスポンスが良くなり、坂道でのエンジンブレーキの機器も良くなりますが、ほんの少しだけ運転が難しくなるのでそれは覚えておきましょう。
フライホイールの交換はプロショップでの相談がお勧め。
軽量フライホイールについては、軽量化された軽いフライホイールほど、エンジンチューニングと同時に行うのが基本ですが、別にフライホイールの交換だけでもある程度の体感的な効果は感じられる為、節度を持った軽さのパーツを選ぶのならお勧めです。
これにも運転技術の個人差、好き嫌いの問題、車の個体差や調子の問題などもありますし、フライホイールの交換はミッションを降ろさないと出来ないことから、必ず工賃が結構割高になってしまいますので、クラッチ交換と同時に行うことが多いです。
このような相談については、チューニングプロショップの社長に相談をしたほうが良い結果になることが多く、交換整備もプロショップ出ないと出来ませんので、時間をかけてプロからのアドバイスを聞き、適切なパーツを選べば、必ず効果は体感できます。
軽量フライホイールの交換については、工賃がもったいないからといっても、個人でDIYで行うのは絶対にお勧めできませんので、プロの整備での交換が基本ですし、エンジンの性能が悪いと極端な軽量フライホイールを選ぶと余計に車が遅く感じます。