車を所有していると必ず発生するメンテナンスの中に、エンジンオイル交換と言った作業があり、別に3000キロで交換しないといけないとか、半年で交換しないといけないわけではありませんが、長期間に渡ってノーメンテで放置することも出来ません。
その場合、エンジンオイル交換はオートバックスのような量販店にお願いしたり、車両整備工場などにお願いをしてから、新しいエンジンオイルに交換するわけなのですが、その際に必ず工賃と言った料金を請求されることになります。
この工賃というのは、その名の通り車のエンジンオイルを交換する際の作業料金であり、これを完全無料で行ってくれる専門業者はいませんので、何処に依頼しても必ず発生するため、だったら自分でエンジンオイルを交換すれば工賃はかからなくなります。
ですから、一回自分でエンジンオイルの交換をやってみようと思いまして、友人の自宅駐車場でエンジンオイルの交換を行うことにしたのですが、これ、普通の契約駐車場で勝手に行うと色々と問題になることがありますので、事前に必ず確認をして下さい。
エンジンオイルの交換は意外に面倒くさいです。
実際に自分でやるのと、専門業者がエンジンオイルの交換をしているのは全く違っていて、とても簡単な作業のようにみえるのですが、自分でやると、ガレージジャッキやリフトのような車を持ち上げる工具が先ずありません・・・。
それを自分で購入しようとするとかなりの出費になりますし、リフトなどは個人レベルで購入できるものでもないので、ウマと呼ばれる車を固定する工具とジャッキを何処かから借りてこないといけなくなりました。
この時点でもはや自分でエンジンオイルの交換をするメリットが全く無いのが分かるんですけど、仕方ないので整備工場にいってジャッキとウマを貸して頂き、それを使って車のエンジンオイル交換をすることになります。
エンジンオイル交換の際には、エンジンのオイルパンの下にあるボルトをレンチで緩めてから、その下にタライのようなオイルを入れる容器を置いて、ゆっくりとジャッキアップした車を下ろしていき、何とか無事にオイルをぬことが出来ます。
注意点は暫くエンジンを冷やしていないと、エンジン内部のエンジンオイルは相当な高温になっていることが普通ですから、それに触れると大変危険なので、軽い気持ちで自分で車の整備をしたいとは思わないほうが良いかと思います。
車から抜いたオイルの処分方法に大変困る事になります。
エンジンオイルを抜いた後には、新品のパッキンに交換してボルトを締めればよくて、後はエンジンの中にオイルを入れていくだけのそれ程難しい作業ではないのですが、ここで1番問題になるのは、車から抜いたオイルをどうやって処分するかになります。
これも自分でやってみれば分かるんですが、エンジンオイルと言っても普通の車なら4リットルくらいはありますから結構なボリュームになりますし、トイレで流すことも出来ませんし、車から出た廃棄物は一般ゴミとして処分することも出来ません。
そこで色々と検討した結果、結局車両整備工場に持っていって引き取ってもらうことになり、そこで廃油料金を支払ってから、無事にエンジンオイルの処分ができることになったのですが、簡単そうに見えても本当に手間暇と時間がかかることがわかります。
これだったら、最初から工賃を払ってオートバックスや車両整備工場に依頼をしたほうがよくて、自分でエンジンオイル交換をするメリットが全く感じられませんでしたので、工賃が数千円かかったとしても、自分でやるよりかは遥かにメリットが有ると感じました。
自宅で本格的なガレージをお持ちの人でしたら別かもしれませんけど、個人レベルで工賃が勿体無いからといって、自分でエンジンオイルの交換をするのは全くお勧めできません。