一般人がVProでセッティングを出すことが出来ない理由

昭和の時代から平成初期にかけて発売された日本のスポーツカーは、現在でも大変な人気がありますし、元々日本のスポーツカーはしっかりと作られている車が多いですから、中古車相場も大変高騰していて、最近の新車よりも高い中古車も沢山あります。

そのような現在は発売されていない国産のスポーツカーを購入する人の中でも、特に拘りのある人たちは大抵、エンジンチューニングや各種改造などを行い、より自分の環境にあった車を作り出す醍醐味がありますので、今後も中古車相場は高くなるでしょう。

エンジンチューニングをする場合ですが、NAをターボやスーパーチャージャーに変更した場合、大幅に仕様や性能が変更されるようなエンジンチューニングを行った場合、コンピューターも合わせて変更しておかないとエンジン本来の性能を引き出せません。

 

 

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一般人がVProでセッティングを出すことが出来ない理由。

 

エンジンチューニングを本格的に詰めていくと、必ずCPUが純正品では性能が頭打ちになってしまいますし、NAをターボに変更した場合などは、元々ターボ用のデータがCPUには入っていませんから、必ずCPUをサブコンやフルコンに変更して使います。

サブコンやフルコンというのは、車のCPUと接続しているメインハーネス(配線)に割り込ますように接続を行い、そこで純正のCPUを使うのではなくて、サブコンやフルコンを優先させて車を制御することにより、高い性能を発揮させる為に使います。

純正でもHKSのフルコンであるVProを車に取り付けると、プロがセッティングをすればより車の性能が良くなりますし、フルチューンをした車の場合はフルコンが必須になるのですが、一般の素人がVProを使ってセッティング可能か?といえば無理です。

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VProはHKSに毎月15000円のライセンス料を支払う必要があります。

 

HKSから発売されている有名なフルコンと言えば、VProになる訳ですが、ご存じの方も多いと思いますが、個人レベルのプライベーターでVProをつかって個人で車のセッティングを行っている人は殆どおらず、相当詳しい人でもプロに依頼をしています。

これは、VProのセッティングソフトウェアを利用するためには、毎月15000円のライセンス料金を支払う必要性がありますので、普通の個人レベルでそれが出来る人は殆どおらず、更にはVProのセッティングはプロショップでも簡単ではない事情があります。

VProよりもMoTeCのセッティングの方がかなりの手間隙がかかりますが、VProのセッティングが性能が悪いというわけではなくて、普通にセッティングをする分には十分過ぎる性能があるのですが、ライセンス料と素人には扱えない領域の仕事になるのです。

 

 

VProのクラック版もネット販売されていますが購入は止めましょう。

 

VProのセッティングソフトウェアを利用するには、HKSに毎月15000円のライセンス料金を支払わないといけないのですが、VProのセッティングソフトウェアのクラック版がネットで通販されており、それを安易に購入しているプライベーターさんもいます。

ただ、これは完全にライセンス違反行為になりますし、犯罪行為になるのでネットでクラック版のセッティングソフトウェアを購入するのはお勧めできませんし、仮にクラック版のセッティングソフトウェアを購入しても、素人や自称プロでは扱えません。

エンジンチューニングで大変有名なプロショップの社長さんが毎回話しているんですけど、これまで、自分でクラック版のソフトウェアを使ってセッティングをしたプライベーターのデータを見たことがあるが、全く見当違いのセッティングばかりだそうです。

プロショップを名乗る業者であっても、本当のプロチューナーから見れば、素人に毛が生えた程度のセッティング、組んでいるエンジンもレベルが低いので組み直しになることが殆どらしくて、余計に費用がかかるので最初からプロに依頼した方が良いです。


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