腕の良い板金屋を紹介して欲しい、このような相談を受けることが結構多いのですが、残念ながら腕が良い板金屋を紹介するにしても、日本全国遠方から関東の腕の良い板金屋に依頼を出来るか?といえば、それは難しく、大抵は地元で探すことになります。
関東には相当腕が良い板金屋がいて、実際に板金をするところを見せていただいたのですが、一切の妥協がなく、すごいこだわりを持って車の板金をしていて、可能な限りマスキングを使わずに、板金の跡が分からない位に仕上げているので大変驚きました。
板金屋については、正直言ってピンきりの差が激しいですし、外部の人はそれを見分けるのが難しいのですが、肝心の腕が良い板金屋を見分ける方法が分からなければ、判断ができませんし、どのように見分けるのかも分からない状態では難しいですからね。
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腕の良い板金屋を見分ける方法は新車の板金対応で判断する。
腕が良い板金屋を見分ける方法ですが、簡単なのが、その板金屋がメーカーの新車の板金修理をしているかどうかであり、腕が良い板金屋の場合は大抵はメーカーの新車の板金修理をしていますので、それを確認すればその板金屋が信用できるか判断できます。
また、メーカーの新車の板金修理をしている板金屋はメーカーが指定している数千万円規模の板金設備を備えていますので、それによりメーカーが要求する板金修理が行える安心感もありますから、この方法で板金屋の腕を判断すると分かりやすいですね。
実際に新車の板金修理をしている板金工場に行ったことがあるのですが、設備はかなり充実していて国産車でも外車でも対応可能で、更にはマスキングは可能な限り行わないスタイルで板金修理をしていることから、仕上がりには特別な品質が保証されます。
メーカーが発売する新車の板金って一体何をしているの?
ここである疑問が出てくる人も多いと思いますけど、自動車メーカーが発売している新車なら板金修理の必要性はないのに?一体何をしているの?といった素朴な疑問なんですけど、実は新車でも板金修理がされている車もあり、普通の人は全く分かりません。
新車が購入者の手元に届く工程を考えればよく分かりますが、メーカーの工場で組み立てられた新車はヤードと呼ばれる保管場所に保管され、船に載せられたりカーキャリの載せられて、色々な工程を得てから最終的にディーラーに運ばれて販売されます。
ディーラーで保管中にもそうなんですけど、色々な場所を新車は移動していく工程で完全に無傷と言う訳にはいかず、一定の割合で傷や凹みが発生する新車も発生しますので、新車に傷や凹みがあると問題がある都合上、高度な板金修理が行われています。
メーカーから新車の板金修理を依頼される板金屋は本当に腕が良い。
ランボルギーニの特別車両の「レヴェントン」の様に、価格が数億円で車が大きな木箱に梱包されて特別な郵送をされるような車でしたら、傷がつくこともないのでしょうけど、そのような梱包をして郵送していたら車の価格が大変高くなってしまいます。
一般的な車は船舶やカーキャリに載せされて、色々な場所を経由しながら購入者の手元に届くようになっていますし、ヤードで保管中に台風などで傷や凹みがつくこともありますから、それらの車をメーカーは中古車として扱うと経済的な損失が大きいです。
購入者からすれば完全な新車が良いのでしょうけど、プロが見てもわからないような仕上がりで新車の板金が行われますから、そこまでシビアになる必要はありませんし、それほどの板金修理が行える板金屋の腕は大変信用ができるので、腕が良い板金屋です。
腕が良い板金修理か仕上がりそこそこでも格安の板金修理か?
逆にいえば、メーカーの新車の修理をしていない板金屋は修理工場の設備もメーカーがしている基準を満たしていないことが多くて、マスキングなどを多用して格安板金をアピールしている板金屋も多いのですが、費用と仕上がりのバランスになります。
車の板金については、それをするくらいなら新しい車に買い替えたほうが良い場合もありますので、カーセンサーなどの一括査定を利用して、現在の車を高く売却してから、次に欲しい車に買い替えたほうが、板金修理をするよりもお得になることもあります。