日本では世界的に見ても珍しい四季がありますので、春や秋などの涼しい季節であれば、オープンカーで山道やスカイライン等を運転すると、都会で暮らしている人からすればなんとも言えない心地よい状態になりますので、奥多摩などは大混雑をしてます。
オープンカーは自然の中でオープン全開にしてドライブをすると、本当に心地よいですから、日本ではオープンカーは大変な人気なんですけど、オープンになるという性質上、交通事故の際には悲惨な状況になることが多く、事故対策が必要になります。
基本的にオープンカーは交通事故で人命を守ることを基準にして設計されていますのでAピラーやボディーフレーム自体が頑丈に作られていることが殆どで、通常の交通事故であれば普通の車よりも逆に安全なくらいの強度を誇っているS2000等もあります。
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オープンカーに4点式ロールバーを取り付けたほうが良い理由。
オープンカーの性質上、交通事故を想定してフレームやAピラー等は相当頑丈に設計されているのですが、流石に横転した際の対策には屋根がない以上限度がありますので、オープンでサーキット走行をする際は4点式ロールバーの装着が必須になっています。
実際に車を運転して横転した事がある人ならご存知でしょうけど、車高が低いスポーツカーで相当なスピードを出して縁石を踏んでしまった場合、簡単に横転してしまいそのまま回転して何メートルもぶつかりながら進んでいくことも多く、車はボコボコです。
純正でもロールバーやフレームなどが標準装備されているオープンカーも増えてきましたが、流石に限度を超えたサーキットレベルの横転事故は想定していませんので、そこで人命を守るために必要になるのが4点式ロールバー、更にロールゲージになります。
4点式ロールバーとロールゲージはどちらが安全で良いの?
4点式ロールバーは最低限の人命保護優先のロールバーですから、当然、鳥かごのようにフルで乗員を保護するために取り付ける、ロールゲージの方が安全性は極めて高くなるのですが、ロールゲージには居住性が悪くなるという致命的な欠点があります。
ロールゲージは完全にレース向けの車に取り付けるための、横転や時速100キロを超える衝突事故から人命を守るために設計されて取り付けられますから、車のフレーム全体に取り付けることにより、居住性が極端に悪くなり、乗り降りも大変になります。
そのため、公道において一般的な運転を想定しているオープンカーの場合、ロールゲージよりも4点式ロールバーの方が圧倒的に利便性もよく、見た目もロールゲージ特有の如何にもって感じのイメージもなくなりますから、4点式ロールバーは人気なのです。
スチール製の4点式ロールバーでればサーキット走行も問題なし。
一般的にマツダのロードスター等のオープンカーでオープンにしてサーキットを走行する際には4点式ロールバーの取り付けが必須になっていることが多くて、更には素材がクロモリとかチタンではなくて、頑丈で思い金属であるスチールが必須になります。
スチールの4点式ロールバーはとにかく重く頑丈なので、軽量のクロモリとかチタン等を好む人も多いのですが、横転事故をしてしまった際に人命を保護する事が優先であるなら重いけど頑丈なスチール製の4点式ロールバーを取り付けておいた方が良いです。
ちなみに、私もスチール製の4点式ロールバーを購入して自分で取り付けようと思ったのですが、下回り及びトランク付近のボディに貫通させる穴を開けるのが素人では不可能であることから、プロの専門業者に依頼をし取り付けのボディ穴をあけました。