最近は、スポーツカーの人気がなくなってきているのと、日本全体で年齢が若い人たちが車に興味を持たなくなっているので、下火になってきていますが、日本は世界でも珍しい位に峠道が多く、更には道路が綺麗に舗装されているという特徴があります。
それ故に、峠道に夜な夜なでかけて、速度オーバーの運転をする人たちが以前は沢山いたんですが、最近では峠道を運転しているスポーツカーに乗っている人を見ると、殆どが中高年とか下手をしたら70歳くらいのおじいちゃん?って人を多く見かけますね。
せっかく峠道が多く、綺麗に舗装されている道路が沢山あるので、いわゆるワインディングロードを気持ちよく運転する楽しみを持つ人が増えていくと良いのですけど、峠道を運転していると、異常にコーナリングが早いスポーツカーを見かける人もいますね。
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秘密のサスペンションなら峠最速の運転が可能?
連休中などでも、高速道路ではなく、一般道路を使って遠方に出かける人もいるかと思いますが、そこで、異常にコーナーリング速度が早いスポーツカーを見ることもあり、それを見て血が沸き立ち、負けじとアクセルを踏んで追いつこうとする人もいます。
しかし、何故か相手の車に追いつけない、見た感じ、自分の車のほうが性能が良さそうなのに異常な速度で峠道を走行しているスポーツカーを見てしまい、自分の運転が下手くそだったのか?とガックリとする人もいるでしょうけど、色々と秘密があります。
全てがそうではありませんが、明らかに不自然な速度で峠道を走行しているスポーツカーというのは、特殊なサスペンションを取り付けていることもあり、それが原因で限界領域がかなり高くなっているので、上手い人が運転をすると本当に異常に速いのです。
実際にサスペンションだけでそこまで違うものなの?
もちろん、特殊なサスペンションを取り付けただけで、劇的に車の挙動やコーナリング性能、限界性能が向上する訳ではありませんが、そういった特殊なサスペンションを取り付けている人は例外なくエンジン、駆動系、排気系、CPU等にも手を入れてます。
また、高速道路なら、サスペンションの性能の差が出にくく、大排気量のターボ車であれば、アクセルを踏んだほうが加速するんですけど、峠値の場合は事情が違っていて、最高速度に大きな制限がありますから、サスペンションの影響力が特に大きいのです。
実際に、私もこの類の特殊なサスペンションを取り付けた、フルチューンのスポーツカーに何度も乗っていますが、コーナーリングでの限界性能が明らかに向上していて、こんなサスペンションをつけて走行するのはゲームで言う、チートそのものと感じます。
秘密のサスペンションは誰でも変えるパーツではない?
この秘密のサスペンションなんでけど、答えを言えば、ワンオフの特注でGTカーのサスペンションを制作しているプロのエンジニアが開発したものであり、特定の車種とどドライバーの特性に合わせて、個別に制作をしてくれるというトンデモ無いものです。
基本的にプロのレーシングドライバー相手に特注でサスペンションを制作している足回りのプロ中のプロがわざわざ一般人向けに開発してくれる訳ですから、性能が悪いわけがなく、運転技術が高い人ほど、その性能をより出す事ができるので公道最速です。
ただ、こういったプロ相手に特注でサスペンションを作っているエンジニアというのは、相当対応が難しい類の人が多く、プロ相手に下手な運転をしていると、怒鳴りつけてサスペンションの回収をするくらいの人たちなので、入手するのが難しいのです。
簡単にはお願いしても制作して類のパーツなんですけど、制限速度が顕著に出てくる日本の峠道では、サスペンションの影響がとても大きいですから、峠道で異常に速い車を見たら、声をかけてサスペンションについて聞いてみると、チャンスがあるかもです。