ガソリンスタンドに行けば、どのようなガソリンスタンドであってもハイオクガソリン、レギュラーガソリン、軽油の3種類の燃料が必ず用意されていて、車に合わせて適切な燃料を購入することになるのは誰もが知っているとおりです。
その中でもガソリンとディーゼル車用の軽油は全く別物になりますので、ガソリン車に軽油を入れると車が動かなくなりますし、その逆にディーゼルエンジン車にガソリンを入れるのもダメですから、このガソリンと軽油だけは絶対に間違えてはいけません。
稀に、軽自動車の燃料は軽油であると勘違いする人がいるようですけど、軽自動車の燃料は通常はレギュラーガソリンになりますので、間違えてディーゼルエンジン車用の軽油をガソリンスタンドで購入しないように注意しないといけません。
別に軽自動車にハイオクガソリンを入れても問題はありませんけど、軽自動車でハイオク仕様の車は見たことがありませんから、費用対効果を考えると普通にレギュラーガソリンを使っておいたほうが無難です。
ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを入れるとどうなる?
基本的に、レギュラーガソリン仕様の車にハイオクガソリンを入れてもコストがかかるだけで特に不具合や問題はないんですけど、その逆でハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを入れた場合はどのような状態になるのでしょうか?
実際に、私の後輩が日産の180SXに乗っていたんですけど、この車はハイオク仕様のターボ車であり、通常はハイオクガソリンを使わないといけないのですが、後輩曰く、お金が勿体無いとのことでいつもレギュラーガソリンを使っていました。
その結果、何か問題が発生したかと言えば、特に問題が発生することなく普通にレギュラーガソリンで使えていたとのことなので、車によってはハイオク仕様の車であっておレギュラーガソリンを使う必要性はなく、なんとかなるようです。
たまにノッキング気味になることはあったようですけど、それでも特に問題になることもなくて、いつも180SXを乗り回していましたから、後輩の話ではハイオクをやめて、レギュラーガソリンでも問題ないですよ~とのことでした。
車種によってはエンジンに不具合も発生するので要注意です。
ただし、基本的にハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを使うとどのような不具合が発生するかわかりませんし、実際にポルシェ911GT3を奥さんが運転していて、間違えてレギュラーガソリンを使っていたらエンジンに不具合が発生した友人もいます。
ですから、車によってはハイオク仕様であっても、レギュラーガソリンを普通に使えるケースもありますけど、それに関しては全て自己責任になりますので、出来れば普段からハイオク仕様の車はハイオクガソリンをつかておいた方が無難といえます。
後輩のようにお金が勿体無いからと言って、180SXにレギュラーガソリンを入れ続けている人もいるわけなんですけど、それで何か不具合があった場合は、余計に出費が必要になることもありますし、エンジントラブルは費用が高額になりがちです。
ガソリンスタンドでガソリンを購入する際には車の仕様に合わせて、ハイオクガソリン、レギュラーガソリン、軽油の中から適切な燃料を買うようにして下さい。
レギュラーガソリンの車、ハイオクガソリンの車でしたら、この両者のガソリンを入れ間違えてもすぐに不具合が発生するわけではありませんが、ガソリン車に軽油を入れてしまった場合は、本当に車が動かなくなりますので、軽油の入れ間違えだけはしないようにします。