車の運転をすればするほど交通事故に遭遇する確率も増加していきますので、いくら運転技術が高い人でもいきなり後方からノーブレーキで追突されるとか、センターラインをオーバーしてきた車に突撃をされると容易に回避出来るものでありません。
また、初心者の場合、私もそうだったんですけど、最初は安全運転を心がけているんですが、1ヶ月位してから運転が慣れてくると、意味不明な自身が生まれてきてしまい、自分は運転がうまいと勘違いしてしまってそのまま自損事故を起こしてしまいます。
特に加速が良いスポーツカーに乗っている初心者ほどその傾向にあり、私を含めて後輩たちなども、殆どが勘違いしてしまい1年以内に峠やサーキットなどで自損事故を起こしてしまい、修理不可の為、購入したスポーツカーをそのまま廃車にしていました。
この修理不可というのは、実際には修理可能であっても、修理代が高額になる事から新規で車を購入したほうが費用が安くなることも珍しくないので、物理的に修理は可能であっても経済的判断で修理をしないと言った意味合いのほうが多くなります。
交通事故で大破してフレームが歪んた車はどうすればよいのか?
交通事故で大破してしまった車をどうするかによっては、修理をするか、そのまま廃車にするかのどちらかになりますので、一般的にはフレームまで損害が発生していればそのまま廃車にしてしまい、フレームが無事なら修理で対応をしていきます。
フレームというのは、車を構成する重要な骨格部分のことであり、そのフレームが事故で歪んでしまうとか、大破してしまった場合は、修理に多額の費用がかかることや修理をしてもまっすぐ走らない可能性がある事から、殆どの人が修理を選びません。
フレーム事故をやってしまった車を修理した場合、仮に運転に支障がない位に完璧に修理をしても、それに掛かる修理費用も大変高額になる上に、売却時には買取査定価格が大幅に下落する事から余程思い入れがある車以外は修理しないものです。
私も自損事故で車をぶつけた場合、完全にフレームが歪んでしまっていて、ドアが開けれない状態になっていましたので、ひと目見ただけでもこれは廃車にするしかないとしか思えないくらいでしたし、実際にそのまま廃車にすることになりました。
フレームが歪む事故を起こした車は修理できないの?
最近では、腕が良くて最新のフレーム修正機を所有している板金工場であれば、フレームが歪むような大事故であっても、殆ど問題がなく修理できるくらいの時代になっていますので、フレームが歪むような事故を起こしても元通りにすることは可能です。
一定規模以上の板金工場に行けば、パルテノン神殿のような棒の上に修理中の車が固定されている現場を見ることがあるんですけど、それが正にプロ用のフレーム修正機であり、パルテノン神殿のような棒を調整しながらフレームの歪みを測定修復しています。
腕が良くて最新設備のある板金工場でしたら、フレームが歪むような事故であってもフレームを切断したり修正しながら殆ど元通りの状態に戻せますので、どうしても直したいとか、愛着がある車であれば、一度修理の見積もりをしてみると良いでしょうね。
また、車両保険に加入していれば、契約している保険金額までは修理代が払われますので、それで種類できるのであれば、例えフレームまで歪んでしまった車であっても、修理をしても良いですし、そのまま新しい車に買い替えても良いことになります。
唯一の欠点は、フレーム修理をしてしまった車は、相当な希少な車でない限り、中古車買取業者に持ち込んでも買取ができなかったり、かなりの査定が下がることがありますから、末永く所有する車でなければ、フレーム事故=廃車になるのは自然の流れです。